第4回 TimesTenのチューニング

EnterpriseZine / 2012年2月6日 0時0分

Oracle TimesTenの環境を構築したが、性能が思うように出ないという場合、まずはどこを見たらいいのでしょうか?今回はOracle TimesTen のチューニングについて説明します。

  Oracle Databaseであれば、取得したStatspackやAWRを分析し、ボトルネックを見つけることができますが、Oracle TimesTenにはこのような機能がまだ無いため、以下の手順でチューニングを検討されることをお奨めします。

■Step1:データストアの設定に問題が無いか確認しよう。

 まずは、データストアのヘルスチェックを行います。チェックする観点は、前回ご説明した監視ポイントと同じです。SYS.SYSTEMSTATS表、SYS.MONITOR表から、以下の点について確認してください。
 チェックポイント回数、コミット回数が想定の範囲内であること   ログバッファが小さすぎてログ読み取り時にI/Oが多発していないこと   一時領域が枯渇していないこと   ロック競合が発生していないこと  一時索引が作成されていないこと  設定値を超える接続要求が来ていないこと

 また、統計情報と実データの内容に乖離が無いことも必ず確認してください。

 上記のポイントが全て問題無かった場合は、SQLチューニングの必要があるかもしれません。ttTraceMonユーティリティを使用して、ボトルネックとなっているSQLを突き止めましょう。

■Step2:ttTraceMonユーティリティでSQLトレースを取得しよう。

 ttTraceMonユーティリティを使用して、SQLトレースをレベル4で取得します。トレースバッファに溜めたトレース情報を後からコマンドで出力しても良いですが、ディスク領域に余裕があるのであればトレースをファイル出力させた方が扱いは簡単です。ただし、ファイル出力させる場合はアプリケーションのパフォーマンスに大きく影響を与えるため、注意が必要です。いずれの方法でトレースを採取するにしても、パフォーマンス分析が終わったら必ずトレース機能はOFFにしてください。

 今回は、トレースバッファ経由でトレース情報を出力する方法をご紹介します。

 ttTraceMonユーティリティのトレース機能はシステム単位で有効化されます。セッション単位での取得はできません。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング