70倍の性能向上! 新しくなったMySQL Clusterの実力を見せてもらおうか

EnterpriseZine / 2012年2月21日 0時0分

MySQLが新たに大きく拡張したとのニュースが。それがMySQL Cluster 7.2の提供開始だ。クラスターシステムにより、99.999%の可用性を確保。以前もそれなりの可用性は提供していたが、可用性を確保した際のパフォーマンスには課題があった。今回の7.2では、AQL(Adaptive Query Localization)という機能により、複雑なクエリ性能が最大で70倍に向上しているとのこと。

MySQLの進化は続く
 OracleがSun Microsystemsを買収することが決まったときの、ちまたの心配事の1つがMySQLの行方だった。Oracle Databaseという主力製品がある以上、MySQLはやがて闇に葬られるのではとの懸念。この疑惑を強く否定し、今後もMySQLの進化を続けると宣言したのは、Oracle CEOのラリー・エリソン氏だった。

 どうやらその言葉に嘘はなかったようで、買収後もMySQLは順調にバージョンアップを重ねている。むしろそのペースは以前より速いくらい。DB Onlineで連載も行っている日本オラクルの梶山氏は、「Sunの時代よりも品質が向上し、スケジュール通りに製品が出るようになった」と言っていたっけ。このあたりは、エンタープライズ向け商用ソフトウェアを長きにわたり提供してきたOracleならではなのだろう。というか、Oracleとしては当たり前なのかもしれない。

 前置きが長くなったが、そんなMySQLが新たに大きく拡張したとのニュースが。それがMySQL Cluster 7.2の提供開始だ。クラスターシステムにより、99.999%の可用性を確保。以前もそれなりの可用性は提供していたが、可用性を確保した際のパフォーマンスには課題があった。今回の7.2では、AQL(Adaptive Query Localization)という機能により、複雑なクエリ性能が最大で70倍に向上しているとのこと。

 そして、もう1つの特長がMemcached APIが使えるようになったこと。Memcachedは高性能な分散メモリキャッシュサーバーで、メモリ上に問い合わせ結果をキャッシュしてデータベース負荷を軽減する仕組み。流行のNoSQLの1つであり、mixiなどさまざまなサービスで利用されている。今回は、そのサーバー機能ではなくMemcached APIを搭載した。リレーショナルなMySQL Clusterに対し、NoSQLデータベース、つまりはKey-Valueストアのようにアクセスできることに。これにより、SQLとNoSQLのいいとこどりができるとのことだ。

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