マイクロソフトのエバンジェリストが語るAzureとオープンソースとの親和性

EnterpriseZine / 2012年3月19日 7時0分

日本マイクロソフト エバンジェリストの砂金 信一郎氏(写真左)と佐藤 直生氏(写真右)

過去にはオープンソース陣営と敵対することもあったマイクロソフト。しかしそれは「昔のことだ」と、日本マイクロソフトでWindows Azureのエバンジェリストを務める砂金信一郎氏と佐藤直生氏は声をそろえる。「Developers Summit 2012」(デブサミ2012)に登壇した両氏は、様々なオープン技術に対応するWindows Azureの最新動向を紹介した。

 まず砂金氏は、Windows AzureがクラウドサービスとしてはGoogleやAmazon Web Servicesの後発となるものの、すでに世界で6カ所のデータセンターを運営し、日本でも富士通と共同でパブリッククラウドサービスを提供している点をアピール。他社のサービスとの違いについては、「AzureはPaaSであり、開発者のために管理を自動化する様々な仕組みを用意している。インフラ担当者からすると深いところがいじれなくてもどかしいかもしれないが、Azureはインフラの面倒を気にすることなく開発者が気ままに使えるのが特徴だ」(砂金氏)と説明した。
図:Windows Azure=Global Cloud

 すでにAzure上で稼働しているアプリケーションとして砂金氏は、電通レイザーフィッシュが提供するFacebookページ運用統合管理ツール「sociobridge」を挙げた。同ツールは「低コスト」であることを前提に開発されたもので、「Facebook用のCMSは数多く存在するが、低コストで運用しなければビジネス的に元が取れない。sociobridgeはマルチテナント型なので、顧客数が増えてもそれぞれの顧客用のインスタンスは作っておらず、だからこそ低コスト運用が可能となった」と砂金氏は話す。

 また、ミクシィのクリスマスソーシャルキャンペーン「mixi Xmas 2011」もAzure上で稼働した例だ。「mixi」にてつながる友人のページを訪問し、ページ上のベルを鳴らすことでポイントがたまりプレゼントが手に入るという仕組みで、約250万人がユーザー登録し、約150万人のアクティブユーザーが日々mixiを訪問、約1億8000万回のベルが鳴らされたという。
日本マイクロソフト エバンジェリストの砂金 信一郎氏(写真左)と佐藤 直生氏(写真右)

藤本 京子[著]

■関連記事

3.11から見えた社会基盤としてのITとは?―デブサミ2012パネルディスカッション[2012年03月13日]

見る前に跳べ~ギークの工夫で社会を変えよう―及川卓也氏がデブサミで講演[2012年02月27日]

米マイクロソフトとトヨタ、次世代テレマティクスで戦略的提携へ[2011年04月07日]

NTTコミュニケーションズのクラウドサービス「BizCITY」[2011年03月08日]

クラウド技術の活用ポイントを学ぶ[2011年01月19日]



■記事全文へ

EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング