アプリケーションはビジネス価値と技術品質で評価せよ―米ガートナー デニス・ゴーハン氏が講演

EnterpriseZine / 2012年3月21日 7時0分

写真:米ガートナー リサーチ部門マネージング バイスプレジデント デニス・ゴーハン氏

モバイル、クラウド、ソーシャル、続々と登場している新技術により、これまでの企業アプリケーションのあり方、ひいてはビジネスのあり方が変わろうとしている。IT予算の削減が続くなか、いかにすれば新しい技術を用いたアプリケーション開発ができるのか。3月2日に開催した「ガートナー エンタープライズ・アプリケーションサミット2012」の基調講演では、ビジネス価値をもたらすアプリケーション・ポートフォリオの考え方について、米ガートナーのリサーチ部門マネージング バイスプレジデント、デニス・ゴーハン氏が語った。

 「多くの企業ではIT予算が縮小されるなかで、いまだPCを中心とした開発モデルを採用し、古くなったアプリケーションをいかに効果的に使うか頭を悩ませている。技術は劇的に変化している。それら新しい技術がどう企業にインパクトを与えるかを知り、過去、現在、さらにそれらの新しい未来の技術への投資戦略をいかに組み立てていくか、考えていかねばならないときに来ている」。

 冒頭にこう語り、参加者の関心をひきつけた米ガートナーのリサーチ部門マネージング バイスプレジデント、デニス・ゴーハン氏。

■メディアタブレットの台頭でポストPC時代到来

 同氏が最初に、企業のアプリケーション・ポートフォリオに大きなインパクトを与える新しいキーテクノロジーとして挙げたのはモバイルである。「ポストPC時代の到来」というわけだ。
写真:米ガートナー リサーチ部門マネージング バイスプレジデント デニス・ゴーハン氏

 iPadをはじめとするメディアタブレットの台頭によりどう変わっていくのか。これらの端末は、個人で所有することも多いため、企業ではそれら個人資産も企業の資産同様に管理が必要になる。しかもそれらの端末には、専用のアプリケーションがオンライン上で配布されており、ユーザーの好みで導入できるようになっている。「IT部門では配布や管理、サポートの複雑さが増大するが、これらのモバイル端末は場所や動き、方向などのコンテキスト対応が可能など、同時にチャンスももたらしてくれる」(ゴーハン氏)。

 第二はソーシャル技術である。ソーシャルメディアを使ってコラボレーションするなどの「集合的行動が価値を高める」とゴーハン氏は言う。したがってこれからの企業に求められるのは、プロフィールやコネクション、WiKi、ブログ、評価、コメント、ビデオなどの機能を持つソーシャルメディア機能を内在するようなアプリケーション。「それをいかに構築するかが課題である」(ゴーハン氏)。

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