【Excelデータ分析講座】2-2平均と度数分布関数による来客数分析~統計関数編

EnterpriseZine / 2012年3月27日 7時0分

平均はデータ分析のもっとも基本的な方法といってもよいでしょう。しかし、平均で求められる結果はデータに含まれる外れ値のせいで実態を正しく捉えていないことがあります。このような誤りを防ぐ方法の一つが、データの度数分布を見て外れ値の存在を見抜くことです。今回は、平均と度数分布関数を利用して来客数分析を行います。平均の計算にはAVERAGE関数を、度数分布の計算にはFREQUENCY関数を利用します。

■平均と度数分布を求める

 ある店舗の3カ月間の日ごとの来客数のデータから平均の来客数を求めます。平均の計算にはAVERAGE関数を利用します。
AVERAGE関数でセル範囲E2からE91を指定する。   平均が求められた。

 平均の来客数は1日あたり108人という結果が出ていますが本当でしょうか?前回の基本操作では度数分布が正規分布に従っていない場合、外れ値の存在を疑う必要性を説明しました。この外れ値を見つけるという考え方はデータ分析において非常に重要で、平均の妥当性を検証する場合にも有効です。今回は用意された来客数データから度数分布を求めてみましょう。度数分布の計算にはFREQUENCY関数を利用します。

 まず、最初にデータの最小値と最大値を求めます。
MIN関数でセル範囲E2からE91を指定して最小値を求める。   MAX関数でセル範囲E2からE91を指定して最大値を求める。

 最小値が65、最大値が135という結果になりましたので、65を下限として5人ずつの幅で度数分布を求めてみます。FREQENCY関数の出力は配列となりますので、式の入力には配列数式を使用します。具体的には、式を入れる前にセル範囲を選択し、式を入れた後に〈ctrl〉+〈shift〉+〈enter〉で確定させます。 シート上に度数分布を表示する表を用意する。   セル範囲M2からM16を選択した状態で、 FREQUENCY関数の引数にセル範囲E2からE91とL2からL16を指定する。 〈ctrl〉+〈shift〉+〈enter〉を押すと度数分布が求められた。

 


平井 明夫[著]

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