Oracleのビッグデータ戦略の肝は既存のRDBとの密なる連携と見たり

EnterpriseZine / 2012年4月3日 0時0分

Oracle OpenWorldを目前に控え、Oracleからの発表が相次いでいる。先週はビッグデータのソリューションで、今週はインメモリの高速分析マシン Oracle Exalytics、さらには満を持してのOracle Fusion Applicationsと立て続けに記者発表会が開催された。この中で今回触れたいのが、ビッグデータ。Oracle Bigdata Applianceの提供が始まる。Apache Hadoopを活用するのは他社ソリューションと同様、ディストリビューションとしては実績あるClouderaを採用し、Oracleが独自でHadoopに手を入れカスタマイズする方法はとっていない。

ビッグデータでのOracleの強みはすでに企業の構造化データを管理していること
 Oracle OpenWorldを目前に控え、Oracleからの発表が相次いでいる。先週はビッグデータのソリューションで、今週はインメモリの高速分析マシン Oracle Exalytics、さらには満を持してのOracle Fusion Applicationsと立て続けに記者発表会が開催された。この中で今回触れたいのが、ビッグデータ。Oracle Bigdata Applianceの提供が始まる。Apache Hadoopを活用するのは他社ソリューションと同様、ディストリビューションとしては実績あるClouderaを採用し、Oracleが独自でHadoopに手を入れカスタマイズする方法はとっていない。

 Hadoop以外のNoSQLとして、Oracle Berkeley DB Java Editionをビッグデータ用にカスタマイズした、Oracle NoSQL Databaseも搭載される。これはいわゆるKey-Value型のデータベース。さらに統計解析のR言語のオープンソースディストリビューションなどもアプライアンスには含まれる。これら全部をばりばりに使うのだ、という企業はまだそうはいないのでは。

 Oracleのソリューションで特長的なのは、Hadoopと連携するためのOracle Data Integrator Application Adapter for Hadoop、Oracle Loader for Hadoopといったツールだ。ようは企業の意思決定支援をするための構造化データはすでにOracleに入っているのだから、それらと連携できないとHadoopでいくらビッグデータを効率的に処理できても意味ないよね、OracleとHadoopが密に、容易に連携できてこそのビッグデータ活用だよねというのがOracleの主張というわけだ。このBigdata Applianceを導入するかどうかは別として、普通の企業がなんらかのビッグデータ活用を考えた際は、既存の構造化されたデータとうまく融合させて分析できなければ意味がないのは事実だろう。

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