「スパコンは歯を食いしばってやっている」―そんな富士通だからこそ語れる未来

EnterpriseZine / 2012年4月11日 16時0分

もともと富士通は、Oracle DatabaseをOEM製品として扱うなど、Oracleとはそれなりに深いパートナーシップを結んでいた。とはいえ、SAPのソリューションを持っていたり、独自のデータベース製品であるSymfowareを持っていたりもするわけで、かつては他のOracleのパートナー企業と同様、適度な距離感を保った関係だった。それが一変したのが、OracleによるSun Microsystemsの買収。SPARCプロセッサの開発でかなり深い関係を築いていたSunが買収されたことで、結果的にOracleとの関係が一気に深くなる。

■スパコンは歯を食いしばってやっている 富士通株式会社 執行役員副社長 佐相秀幸氏

 もともと富士通は、Oracle DatabaseをOEM製品として扱うなど、Oracleとはそれなりに深いパートナーシップを結んでいた。とはいえ、SAPのソリューションを持っていたり、独自のデータベース製品であるSymfowareを持っていたりもするわけで、かつては他のOracleのパートナー企業と同様、適度な距離感を保った関係だった。

 ごれが一変させたのが、OracleによるSun Microsystemsの買収だ。SPARCプロセッサの開発でかなり深い関係を築いていたSunが買収されたことで、結果的にOracleとの関係が一気に深くなる。

 そのため、今回のOracle OpenWorld Tokyo 2012におけるスポンサーグレードも、唯一最高位のマーキュリーとなっている。これは、日本だからではなく、米国サンフランシスコで開催されるOpenWorldでも同様だ。

 こうしてOracleと密なる関係を築いた富士通は、OpenWorld初日の基調講演の後半を務めた。

 登壇したのは富士通株式会社執行役員副社長の佐相秀幸氏。

 佐相氏によれば、富士通のチャレンジは"Human Centric Intelligent Society"であり、M2M(Machine to Machine)、H2M(Human to Machine)、各種センサーやスマートフォンなどから生まれるデータの利活用をサポートすること。これを実現するには、先端的な技術革新が必要だという。
スーパーコンピュータ「京」

  その1つがスーパーコンピュータの「京」だ。

 富士通にとってスーパーコンピュータで世界No1を獲得するためのプロジェクトは、お金はもちろんのこと人的リソースまで含めればかなりの投資規模になったはず。にもかかわらず、表面的に得られたものは2011年の6月、11月に2期連続で世界最速を獲得とした記録だけ。もちろん世界一はすごいことではあるが、それだけでビジネスになるわけでない。

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