GW明けもやっぱりビッグデータで始まった

EnterpriseZine / 2012年5月10日 16時30分

終わってみればあっという間だった今年のゴールデンウイーク。9連休といううらやましい方も多かったようで、IT系媒体の編集部もほとんどがしっかりお休みモード。とはいえ、国外のニュースは当然ながら普通に更新されるわけで、GW期間中もいくつか大きな発表がありました。その最たるニュースはやはり「Google BigQuery」の正式版リリースでしょう。今回の週報はまずはそのニュースからご紹介します。

 

ビッグデータ分析に新風!? Google BigQuery
 Googleは5月1日、昨年11月からプレビュー版として公開していたビッグデータ分析サービス「Google BigQuery」を正式リリースしました。

 最大の魅力はやはりその高速性です。BigQueryは、Googleの「Dremel」というアドホックな超高速クエリ検索システムをベースにしており、数百億件にも上るような大量のクエリ検索も数秒から数十秒程度で完了することが可能です。CPU数やデータ量に応じて柔軟にスケールさせることができる点も特徴です。

 このサービスを利用するにはGoogleのストレージサービス「Google Cloud Storage」にデータをアップロードし、分析はブラウザで実行します。課金は月額制で、価格は1Gバイトあたり月間12セント(上限2Tバイト)、クエリ処理量は100Gバイトまでは無料で、それ以上になると1Gバイトあたり3.5セント(上限20TB/1,000クエリ)となっています。かなり衝撃的な価格設定となっており、SMBクラスの企業でも十分に手が届く範囲内です。クラウドストレージに置いたデータをクラウド上で高速分析する時代が本格的に到来したことを実感させられますね。

Teradataがマーケティングデータ分析企業を買収
 自前のDWHに加え、2010年ごろからビッグデータビジネスを強化するため買収に力を入れているTeradataが5月2日、ドイツのソフトウェア企業eCircleの買収を発表しました。金額などは明らかにされていませんが、eCircleはメールやソーシャルメディアを使ったマーケティングデータの分析を得意とする企業です。Aprimo、Aster DataなどTeradataが買収してきたプラットフォームとeCircleを組み合わせ、構造化/非構造化データを問わない、マーケティングデータ分析のエコシステムを構築するのが狙いのようです。この分野ではIBMと激しく争っているTeradataですが、今回の買収で大きく差別化を図りたいところです。

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