ビッグデータの課題を克服する「Oracle Big Data Appliance」現場へのインパクトは

EnterpriseZine / 2012年5月16日 0時0分

4月23日、日本オラクルはビックデータ処理向けのエンジニアド・システム(ハードウェアとソフトウェアを統合した製品)「Oracle Big Data Appliance」を提供開始した。また同製品に組み込まれているソフトウェア「Oracle Big Data Connectors」も提供開始となった。





日本オラクル
執行役員 ソフトウェアライセンス事業 製品事業統括
製品戦略統括本部長 山本恭典氏


 日本オラクル 執行役員 ソフトウェアライセンス事業 製品事業統括 製品戦略統括本部長 山本恭典氏は(3月の記者発表時に比べて)「専任部隊を増強し、パートナー企業との取り組みもすでに始まっている」と話す。

 近年、企業はブログやソーシャルメディアといった多彩な情報から洞察を得たり、スマートメーターのように従来より詳細なデータを分析したりするなど、いわゆる「ビッグデータ」をビジネスに活用する動きが進んできている。

 またユーザー、デバイス、サービスの増加により、データは量・質ともに広がる一方だ。現場はシステムの性能はもちろん、スキーマやロジックを考える人員も必要になり、あまりの量と種類にデータを持てあましてしまいかねない。オラクルにはこれまでビッグデータに取り組む顧客企業を中心に「なんとかしてほしい」と状況打開への期待の声が寄せられていたという。

 そこでオラクルが提供するソリューションが「Oracle Big Data Appliance」。昨年秋のOracle OpenWorld San Franciscoにて発表され、日本で提供開始となった。

 ビッグデータを運用する現場では主に次のような課題を抱えている。システムの可用性、性能(特にデータのロード時間)、データ解析に最適なソフトウェア選定、ハードウェアとソフトウェアの調達や管理などだ。

 こうした課題を克服するのが「Oracle Big Data Appliance」であり、これを構成するソフトウェア群である。ソフトウェア群でポイントとなるものを挙げる。

 (1)Oracle NoSQL Database
 BerkeleyDBを元に開発したキーバリュー型データベース。高い拡張性と可用性を持つ。

 (2)Oracle Big Data Connectors
 Hadoop(HDFS)へのアクセスを容易かつ高速にする。4つのコネクターの総称。Oracle Loader for Hadoop(HadoopからOracle Databaseへデータを高速にロード)、Oracle Data Integrator Application Adapters for Hadoop(MapReduceコードを自動生成)、Oracle Direct Connector for Hadoop(Oracle DatabaseからHDFSにSQLベースでアクセス)、Oracle R Connector for Hadoop(RからHDFSへネイティブにアクセス)からなる。

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