SAPが、Microsoftが、データベース市場の競争を激化させれば今後ユーザーには大きなメリットが生まれるはず

EnterpriseZine / 2012年5月22日 0時0分

キャメロン・ガーディナー氏

ゴールデンウィークも明けてしまい、次の休みは夏休みまでお預け。それだとちょっと息切れしそうだが、IT業界はこれから夏までがイベントやらセミナーやら、さらには新製品の発表やらが目白押しとなる時期。5月9日には東京ビッグサイトでは、「ジャパンITウィーク2012春」と称してデータウェアハウスEXPO、クラウドコンピューティングEXPOなどが併催された一大イベントが開催され、熱い熱気に包まれていた。

SAP HANAの成功があったからこそSybaseのデータベースを融合化する道が開けたのかな
 ゴールデンウィークも明けてしまい、次の休みは夏休みまでお預け。それだとちょっと息切れしそうだが、IT業界はこれから夏までがイベントやらセミナーやら、さらには新製品の発表やらが目白押しとなる時期。5月9日には東京ビッグサイトでは、「ジャパンITウィーク2012春」と称してデータウェアハウスEXPO、クラウドコンピューティングEXPOなどが併催された一大イベントが開催され、熱い熱気に包まれていた。

 同じく9日は、SAPがデータベース市場でのリーダーシップを目指すのだという発表も行われた。これまで、買収により統合されたとはいえ、SybaseはどちらかというとSAPからは独立した存在で、それほど融合したメッセージというのは出てきていなかったが、今回はSAPジャパンの営業部門とサイベース・アイエニウェアの営業部門を1つにして「データベース・テクノロジー営業統括本部」というのも立ち上げるとのことだ。

 製品的にも、やっと「SAP Business Suite on SAP Sybase ASE」ということで、SAPのERPのデータベースとしてSybaseのデータベースがこの4月から正式対応することになった。検索速度では定評のあったカラムデータベースのSybase IQがSAP HANAと連携するという発表だろう。うまく連携できれば、さらなる高速な検索エンジンの活用が期待できるかもしれない。

 今回Sybaseの融合化が進んだ背景には、SAP HANAの調子がいいことが理由としてあるのではないだろうか。HANAは市場で評価されつつあるけれど、さすがにインメモリのHANAだけでデータベースへの要求すべてをまかなうことはできない。そうなったときに、Sybaseを積極的に活用していくべきだよねという話なのではと。この動き、Sybaseを買収した時点からの既定路線だったのか、あるいは思った以上にHANAが好調なので、データベースソリューションを加速するために一気にSybase取り込みが加速されたのか。個人的には、後者なのではないかなと思うところだ。

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