マクラーレンもより速く! HANAが加速するのはデータベースだけじゃない - SAPPHIRE NOW 2012 2日目基調講演

EnterpriseZine / 2012年5月23日 0時0分

 SAPはここ1、2年、グローバルでビジネスソフトウェアにおける「Any Device, Anytime, Anywhere」を提唱し続けており、インメモリプラットフォーム「SAP HANA」を基盤にしてこれを実現しようとしていることはすでに何度かお伝えしてきた。40年前、リアルタイムコンピューティングの実現を掲げたものの、テクノロジが追いついていないこともあり、また、基盤となるデータベースの自社開発を断念した過去をもつSAPだが、「40年経ってようやく、リアルタイムコンピューティングを実現するための基盤 - モバイル、クラウド、インメモリを手にすることができた」とスナベ氏は語る。そしてこの3つを高度に洗練された状態でつないた"Intelligent Business Web"を構築し、同社の製品やサービスをリアルタイムに提供していくという。

「Intelligent Business Webは既存のネットワークとはまったく違うコンセプト。コアとなるビジネスソフトウェアがクラウドというネットワーク上に置かれ、インメモリで動き、モバイルからアクセスされる」(スナーベ氏)。

 そしてHANAを基盤とするIntelligent Business Webは、すでにいくつかのユーザ企業が徐々にその世界を体感しつつある。そのひとつがモータースポーツのF1グランプリで有名なマクラーレン・グループである。

■マクラーレンを加速せよ - HANAがもたらす新たなビジネスチャンス

 SAPはこの基調講演と同じ5月15日(米国時間)に、長年のSAPユーザであるマクラーレン・グループが、SAPのモバイルテクノロジとHANAを使った新しいITバックボーンの構築を開始することを発表している。会場ではこの発表にあわせマクラーレンのロン・デニス会長が登壇、思わぬ豪華なゲストの登場に聴衆からも嬉しい驚きの声が上がった。
マクラーレン  ロン・デニス会長

 「私はテクノロジを駆使するのが非常に好きなんだ」と語るロン・デニス氏はHANAを心から信頼していると言う。現在、マクラーレンでは"タイヤチェンジャーからエクゼクティブまで"をキーワードに、全従業員がモバイルからアクセスできるリアルタイムソリューションをHANAで構築中だ。このシステムはSAPが提供するパッケージタイプの早期導入システム「SAP Rapid Deployment Solution」での導入が検討されている。

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