ここまできた!国産クラウドデータベースサービス、サイボウズkintoneの鍵は「手軽さ」と「日本らしさ」

EnterpriseZine / 2012年7月27日 0時0分

どことなくほっとする、日本ならではのデザイン

2011年11月に提供が開始された、国産のクラウドデータベースサービスであるサイボウズkintone。すでに導入された企業においてもkintoneの評価は上々だ。顧客事例も確実に増えているという。

■小さく始めて大きく拡大

 「当初は、大企業などの部門導入がメインだと予測していました。実際には、中小規模の会社の部門でまず採用され、そこからさらにその企業全体へと発展する例が数多くあります」

 と語るのは、サイボウズ株式会社ビジネスマーケティング本部 kintoneプロダクトマネージャーの田村悠揮氏。最低ユーザー数である5ユーザーでの契約が多いという。まずは小さく始めてkintoneを評価し、これは使えると判断できればそこからユーザー数を追加する。まさにクラウドのサービスならではのアプローチと言えるだろう。

 すでに導入された企業においてもkintoneの評価は上々だ。顧客事例も確実に増えているという。kintoneを導入している中小企業の中には、専任のIT担当者がいない場合も多い。事例をひとつ、紹介しよう。

 株式会社ワーク・ライフバランスは2006年に設立、企業や組織がワークライフバランスを実現するためのコンサルティングやセミナーなどを実施している会社だ。同社ではさまざまな仕事を担当者が変わってもカバーできるよう、あえて専任のIT担当者などを置いていない。そのため、誰もが扱える容易な仕組みが必要であり、選択したのがkintoneだった。

 「ワーク・ライフバランスでは受講生向けにクローズドなWebサイトを作りたいという要望がありました。セキュリティを確保したサイトとなるので、従来なら外注して作ってもらうところが、kintoneを使ったら自分たちで作れてしまったそうです。ファイルの共有機能なども簡単に実装でき、さらにコメント機能を使ってフィードバックが容易に実現できたことで、セミナー受講者との距離も縮まったという評価をもらっています」(田村氏)

 ワーク・ライフバランスの他にも、kintoneのコメント機能を活用している例は増えてきている。コメント機能の高評価は「いい意味で想定外」と田村氏。たんに、チャット機能を搭載しているのではなく、コメントがデータベースに格納されているデータとひも付いているので、目的の情報を見に行った際にそれに関連するコメントすべてを見ることができる点が便利なのだそう。データを溜めることが主だったデータベースに、コメント機能でコミュニケーションという新たな価値が生まれ、それがいま高く評価されているのだろう。

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