イノベーションの実践書『ビジネスモデル・ジェネレーション』を、訳者 小山龍介氏が徹底解説!

EnterpriseZine / 2012年8月1日 17時0分

図6:5つのフェーズ

6月11日に実施された、イベント「BizGenerationカンファレンス2012」(主催:翔泳社)。今回は、小山龍介氏の講演内容をレポートします。小山龍介氏は、新規事業立ち上げのコンサルティングやファシリテーションに関わる中で、実際にビジネスモデル・キャンバスを活用しています。そういった実戦での経験を踏まえ、同ツールが会社の中で共通言語を取り入れたい時にいかに活用でき、未来シナリオの比較検討にも有用であるかを説いていきます。

 
 [ビズジェネカンファレンス2012 レポート]プレゼントのお知らせ    

2012年6月11日に実施された、「ビズジェネカンファレンス2012」のカンファレンスレポート「経営視点のビジネスモデル・ジェネレーション」(PDF版)を、アンケートにお答え頂いた方全員に漏れ無くプレゼントいたします。

キャンペーンページは、こちら!

■わたしの仕事とビジネスモデル・ジェネレーション

 本業として新規事業の立ち上げのコンサルティング、ファシリテーションに関わる中で、BMGで紹介されている「ビジネスモデル・キャンバス」が、実務でも非常に効果的であると実感しています。それもそのはず、同ツールは9年をかけて現場で叩き上げられてきたといいます。

 ビジネスモデル・キャンバスの力点は「価値がどのようにつくられるか」と「顧客に届く事」の二つといえます。これらが論理的に繋がるように巧く設計されているのがポイントでしょう。

■ビジネスモデル・キャンバスの強み(1) 共通言語の構築

 例えば、アップルのビジネスモデルを文章で説明するのは難しい事です。100人に聞けば100通りの答えが返ってくるでしょうし、それぞれにフォーカスしているポイントが異なるでしょう。それに対し、ビジネスモデル・キャンバスを用いて図示すると、直観的に全体像を把握することができます。

 これまでのビジネスモデル議論は、特許やシステムなど部分にフォーカスし議論が散在していたのに対し、ビジネスモデル・キャンバスは全体像を、共通言語を用いて構築することを助けてくれると言えます。

 ビジネスの議論は、得てしてバラバラに成りがちになります。営業は営業。収益構造の話は収益構造の話などといったように部分ごとに議論が閉じてしまい、各部門同士が全体像を共有することは困難でした。一方で、ビジネスモデル・キャンバスは、ビジネス全体。像の抜けや漏れを防ぐ事を可能にします。

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