ビジネスにおける不確実性への対処法

EnterpriseZine / 2012年9月3日 12時0分

桃太郎のストーリー2×2(2) 

前回は、濱口氏の経歴、デザイン思考を理解する前提としてのイノベーションの定義、不確実性を理解する前提としての議論の3要素などに関して、お話を伺いました。第2回目の今回は、不確実性の4分類、特にビジネスでの不確実性、不確実性に対して出来るだけ論理的に対処する方法などをお伺いしております。

 
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■ 不確実性の4段階 

— 組織内での議論のパターンの中に、「不確実性」というものが位置づけられているということですね。その上で、「イノベーションと不確実性」というテーマで、ご説明をいただけますか?

 上記の議論の3つの構成要素はさらに分解されますが、今回は不確実性の要素の部分だけお話をします。不確実性は簡単に整理すると、低い不確実性から、高い不確実性に分類できます。一番簡単に分類すると、4段階に分けることが出来ます。

 ほぼ予想できる未来 

 1番目に低い不確実性の分類は、左端の基本的にほぼ予測できるようなものです。例えば、来年の日本の出生率などは、Googleや政府のデータで調べ、推測することが出来ます。しかも、それはほぼ当たります。もちろん、隕石が落ちてきたり、国中でものすごい病気が流行ったりすることがあるかもしれませんが、これはほとんど読める未来と言えます。

 シナリオ化できる未来 

 2番目に低い不確実性の分類は、パターン化してシナリオにできます。例えば、この法案が通るとこの医薬が投入できるのだがその法案が通る可能性は何%など、これはだいたい読むことが出来ます。絶対に100%ではないけれど、0%でもありません。色々なことを考えると、この法案は6、7割、通るかもしれないという風にも読めます。また、マーケットシェアがどれくらいになるか、というのも良くわかっている事業であればだいたい幅で読むことが出来ます。ライバルがいるので100%にはならないが、自社の流通チャネルへの力や商品の訴求量、価格設定などから、2、3割は取れるかもしれない。失敗しても1割は取れる。という様に幅で読める不確実性があります。

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