既存企業での「顧客開発モデル」活用と応用例

EnterpriseZine / 2012年11月13日 10時0分

前回は、エスノグラフィを活用してニーズ構造を発見する方法と日本企業での実践例、アーリーアダプターを効率良く見つけていくコツなどを解説いただきました。今回は、既存企業が新規事業開発で「顧客開発モデル」を活用する場合のポイントと注意点、「顧客開発モデル」のスタートアップ事業以外での活用方法、またその日本企業での実践例などを解説いただきます。

 ビジネス・スタートアップを成功に導く「顧客開発モデル」、セミナー開催決定!!    

新規事業開発、起業の科学的アプローチ手法「顧客開発モデル」を、書籍『アントレプレナーの教科書』、『スタートアップ・マニュアル』の訳者でベンチャー・キャピタリストの堤孝志氏、飯野将人を基調講演の講師に迎え解説。
   

パネルディスカッションのモデレータには、リーン・スタートアップ・ジャパン代表の和波俊久氏を迎え、成功するビジネススタートアップの秘訣をディスカッション致します。

   ■会期:11月20日(火)18:00-21:00 (17:30-開場)

  ■場所:デジタルハリウッド東京本校1Fホール(東京・御茶ノ水)

   ■参加費:無料(事前申込・抽選制) ■定員:150名 

  ■詳細・お申込は、こちら!

■ 「顧客開発モデル」を既存企業での活用する際のポイントと注意点

 堤氏:経済が成熟し閉塞感が漂う日本国内では、大企業も成長が期待できない既存事業を補う新しい事業に取り組まなければと躍起になっています。新規事業は、主体がベンチャーでも大企業でも、ゼロから新しいビジネスを立ち上げるということでは基本的には同じです。よってその役に立つ「顧客開発モデル」は、ベンチャーのみならず大企業でも、以前にも増して求められるようになってきています。

— そのうえで、既存企業で「顧客開発モデル」を導入するにあたって、ベンチャー企業と比較して難しい部分、気をつけなければならない部分などはございますか?

 堤氏:「顧客開発モデル」に取り組む際の注意点は、ベンチャーと大企業の組織・企業文化などの違いを考えると分かりやすいかも知れません。

 まず挙げられることとしては、大企業は、既存のビジネスを展開するうえで、組織や企業文化・政治、人間関係、役職などが、「確立されたビジネスモデルをどのように効率的に進めるか」という基準のもとに最適化されて蓄積されているということがあります。

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