クラウドデータベースのdatabase.comっていったいどんなサービスですか?

EnterpriseZine / 2012年9月13日 0時0分

ブレインハーツ株式会社に勤務している海野と申します。ブレインハーツは、C言語、Javaなどを用いたオープン系システムのシステム開発から、Salesforce.com、Windows Azureなどのクラウド、iPadやAndroidなどのモバイルアプリケーションの開発まで、幅広く展開している会社です。私は現在、Salesforce.comの認定デベロッパーの資格を取得し、おもにSalesforce.comの開発案件に携わる毎日です。さて、この連載では数回にわたって、Salesforce.comが提供しているクラウドデータベースサービスである「database.com」の使い方、さらにはJavaを使ったアプリケーションからの接続方法を解説していきたいと思います。

■database.comとは

 database.comは、Salesforce.comが同社の年次イベント「Dreamforce'11」で正式発表した新しいサービスです。クラウド上にあるリレーショナルデータベースなので、障害時の対応やバックアップなどの管理者の行う仕事は基本的に必要ありません。従来Salesforce.comが提供してきたForce.comなどと同じく、ブラウザからオブジェクトの作成、項目の追加、参照設定などが可能です。

 database.comの特長としては、Force.comやHeroku、その他のクラウドシステム(Amazon EC2やWindows Azureなど)、さらには自社サーバーに置いてある社内システムからの連携が可能なことが挙げられます。また、Java、Ruby、PHP、Flexなどの言語による開発も行え、iOSやAndroidからも利用できます。

 プラットフォームサービスのForce.comと同様、クラウド上にあるので利用するのに別途サーバーハードウェアを用意する必要はありません。また停電やマシンの故障などの問題も考える必要がないので、運用する上での管理者の負担は大幅に少なくなります。そして、最低限の機能であればコスト0から使用できるのも魅力です。無料の範囲で使用できる機能は後述しますが、無料で始めてリソースなりが足りなくなれば追加で購入することも可能です。

 テーブルの作成や項目の追加などを行うために、特殊なコマンドを憶える必要がないのはForce.comと同様です。database.comでもオブジェクト(テーブル)の作成や項目の追加は、ブラウザから簡単に行えます。ブラウザ上の画面で必要な項目に情報を入力するだけで、各種必要な設定が行えるようになっています。また、スキーマビルダーという機能を利用すれば、ER図的な画面を見ながらドラッグアンドドロップの操作でテーブルや項目の追加が行えるのもかなり便利です。

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