MySQLと互換性をもつ『妹分』、MariaDBとは?

EnterpriseZine / 2012年9月24日 0時0分

相関サブクエリの例 (行数:150,000、表サイズ:約30MB)(maria7.png)

第3回目(最終回)となる今回は、MySQLと互換性を持つMariaDBについて解説します。

■MySQLと同じ親から生まれたデータベース

 MariaDBは、MySQLのオリジナルコード作者であるMichael "Monty" Widenius氏が立ち上げたプロジェクトによって開発されているオープンソースのデータベースです。MySQLのブランチに相当し、MySQLのソースコードをベースにいくつかの機能を追加する形でリリースされています。

 MariaDB誕生のきっかけは、当時のサン・マイクロシステムズ社によるMySQL Ab社の買収です。Widenius氏は開発指針の相違などから2009年にサン・マイクロシステムズ社を退社し、Monty Program Ab社を立ち上げてMariaDBの開発を開始しました。Monty Program Ab社には、Monty氏をはじめとするMySQL Ab社出身の技術者が複数名在籍しています。

 MySQLの『My』は英単語ではなくWidenius氏の娘の名前から取られたものですが、MariaDBの『Maria』も同じです。生みの親が同じでソースコードのベースも同じという両者はまさに姉妹と呼べるデータベースです。

MariaDBの特徴

 ・MySQLのソースコードをベースにいくつかの機能を追加

 ・MySQLの不具合修正を定期的に反映

 ・MySQLとの高い後方互換性を持つ

 ・マルチプラットフォーム (Linux、Windows、Solaris、MacOS X)

 ・コミュニティ版(GPL v2)のみ

 2012年8月現在、最新のバージョンはMariaDB 5.5です。MySQLのブランチであるという性質上、MySQLの最新バージョンを後から追いかける形でリリースされています。例えば、MySQL 5.5がリリースされたのは2010年の12月ですが、MariaDB 5.5は2012年の4月であり、1年半近くの差があります。
MySQLのバージョン  MariaDBのバージョン
5.1         5.1
5.2
5.3
5.5         5.5

 MySQLとMariaDBの互換性は非常に高く、データや表定義ファイルなどはそのまま移行して使うことができます。クライアントAPIやプロトコルも同じで、インストールした際のファイル名、ファイルパスも非常によく似ています。

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