Postgres Plus Advanced Server(体験編2)

EnterpriseZine / 2012年9月25日 0時0分

表7.DRITAの稼動状況レポート

PostgreSQLに使いやすいGUIツールやOracle Databaseの互換機能が追加されたPostgres Plus Advanced Serverについて解説します。

 前回はPostgres Plus Advanced ServerのOracle Database互換性機能を中心にご説明しました。Postgres Plus Advanced Serverは、Oracle Databaseで培ったスキルを活用することができます。そのため、PostgeSQLの活用はハードルが高そうだと感じるユーザであっても、より簡単に採用できるRDBMSの選択肢を広げることができるのではないでしょうか。

 企業内で幅広く活用されるRDBMSには、高い信頼性や可用性、性能が求められますが、運用管理の容易性や、性能問題への対処方法の多様性、性能問題調査の容易性も重要な要素となります。

 今回は、Postgres Plus Advanced Serverで機能強化されているSQLヒント、Postgres Enterprise ManagerのIndex Advisor、DRITA (Dynamic Runtime Instrumentation and Tracing Architecture)といった、性能問題への対処方法の多様性と、性能問題調査の容易性を実現する機能をご紹介します。

■SQLヒント

 PostgreSQLやOracle DatabaseなどのRDBMSでは、アプリケーションから発行されたSQLを「解析」して「実行」しています。「解析」では、SQLの構文チェック、参照されているオブジェクトの存在チェックが行われた後、データにアクセスするための経路であるアクセスパスを決定しています。例えば、友人との待ち合わせの場所に行く場合、目的地まで、どの経路を使って、どんな交通手段で移動するのが一番効率的かを考えるのと似ています。代表的なアクセスパスとしては、テーブルを1行、1行読み取って、条件に合うデータを取り出す「全表スキャン」と、本の巻末の索引と同じく、テーブルの各列のデータとそのデータの格納位置を示すアドレス情報を持つ「索引」を利用した「索引スキャン」が存在します。また、目的地に行く場合も、交通状況や交通機関の遅延情報などを考慮して、目的地までのルートを探すように、RDBMSもテーブルに格納されている行数や、列に格納されている値の種類、値の分布などの統計情報と呼ばれる情報を利用して、表に対して最もコストの低いと考えられるアクセスパスを選択します。なお、この役割を果たす機能をオプティマイザやプランナと呼んでいます。

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