ソーシャルメディアは世界を変える。Salesforce.comが描くこれからのビジネスとソーシャルの世界

EnterpriseZine / 2012年9月21日 14時0分

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Salesforce.comの年次イベント、Dreamforce 2012がサンフランシスコのモスコーンコンベンションセンターで開幕した。今回のイベントの事前登録者は90,000人を超えたとか。実際、会場周辺には、イベントの青い参加証を首から提げ、おそろいのグレーの鞄を肩からかけた人たちで溢れかえっている。初日の朝一番のCEO マーク・ベニオフ氏のキーノートは、開演の1時間以上前から長蛇の列ができ、30分前にはもう席が確保できない状況になった。年々規模が拡大しているのは知っていたが、今回はかなりの成長のようだ。参加者からも「今年のDreamforceは桁違いの勢いです」との声が聞こえる。

■「コネクション」するのは、顧客だけではない

 M.C.ハマーのど派手なオープニングで幕を開けたキーノートのステージに、CEOのマーク・ベニオフ氏が登壇。最初に「ソーシャルメディアは、世界を大きく変える技術だ」と宣言。そのソーシャルメディアを安価に使いやすい形で活用できるようにするための、さまざまなソリューションを紹介する。

 「クラウドとソーシャル、そしてモバイルで新しい世界ができつつあり、その中では顧客が新しい形でコネクションすることが重要。このコアとなる部分に改めて注力するのが、Dreamforceの目的だ」(ベニオフ氏)

 「コネクション」するのは、顧客だけではない。さらにはパートナー、社員、そしてサービスや製品についても「つながり」を持つことになる。そしてこのさまざまな「つながり」により、ビジネスのやり方自体を変えることになる。

 「根本的にいろいろなものが変わるので、自分たち自身も変わらなければならない」とベニオフ氏。Salesforce.comでは、これまでは顧客の成功こそが大事だと考えてきた。今後はそれだけではダメで、自分たちが顧客から信頼を得なければならない。そのためには情報をオープンにし、ソーシャル的なさまざまなツールを使って新しい形で「つながる」必要がある。新しい形でつながることで得られる「信頼」が、今後の重要なキーワードとなる。

 実際に、顧客だけでなく製品もつながりを持った事例として紹介されたのが、General Electricだ。General Electricでは、「GEシェア」という大きなビジョンをかかげており、あらゆるものがつながりを持つようにする取り組みを行っている。その中でも同社の製造する製品の周りでシェアを行う。たとえば、General Electricが作っている飛行機のエンジンがソーシャルにつながる。エンジン自体が、エンジンの状況をChatterにつぶやき、それを航空会社のエンジニアとGeneral Electricのエンジニアが同時に共有できる。

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