Oracle OpenWorldが開幕、今年のOOWは新製品ラッシュ!

EnterpriseZine / 2012年10月1日 17時20分

Exadata X3は、EMCの最新のフラッシュメモリを搭載したディスクアレイよりも3倍の帯域幅をもっている

IT業界の秋は、イベントのシーズン。先々週は、Salesforce.comのDreamforceがあり街はブルーに。今週はOracle OpenWorldが開催され、サンフランシスコの街中がOracle Redに染め上げられている。現地時間の9月30日、日曜日の夕方のキーノートだというのに、多くの参加者が集まったのは、早くもCEOのラリー・エリソン氏が登壇するからだろう。エリソン氏は、セッションの冒頭、富士通との協業で開発が進められている次世代のAthenaプロセッサについて触れ「来年の今頃には、Oracleの機能を載せたAthenaサーバーを発表する」と言う。これが実現すれば、プロセッサレベルでハードウェアとソフトウェアが融合された、新たなエンジニアドシステムが完成することとなり、それはさらなる高性能なマシンが登場することを意味する。

■Oracle、IaaSへ

 今回のOracle OpenWorldでは、かなり多彩な新製品発表がありそうだと事前情報が入っていた。ラリー・エリソン氏はそれら発表を小出しにせず、初日のセッションで次々に新製品、新サービスを披露して見せた。まず話題にしたのが、新たにサービスを開始するIaaS。クラウドのサービスはNetSuiteがSaaSの形で1998年に初めて提供を開始し、その後PaaSが生まれ、さらにAmazonによりIaaSへと広がりを見せている。

 Oracleがこの世界に参入することを発表したのは、それからずいぶん遅れた昨年のこと。参入発表は遅れたけれど、じつはFusion Applicationsのプロジェクトでは2004年からクラウドでの提供を実現すべく活動していたとのこと。それなのになぜ、発表するのにここまでの時間がかかったのか。その理由は、クラウドのサービスを提供するには「まずは強靱なプラットフォームが必要だと考えたから」だとエリソン氏。最初に基礎を作る。それがOracleのやり方だと言う。なんともOracleらしいと言えばOracleらしい理由。

 そして、2011年にSaaS、PaaSのサービス提供を発表し、それから約1年経った今、IaaSの提供を発表。これは、「SaaS、PaaS、IaaSが世の中にはあり、それぞれのコンビネーションが必要だったから」とのこと。ユーザーは既存のアプリケーションを持っており、それをクラウドに載せたいという要望も持っている。これらが別々にあるのではなく、強靱な共通のプラットフォーム上に展開されている。なので、連携も容易だし、オンプレミスからの移行も、その逆も簡単にできる。これこそがユーザーが求めているクラウドのサービスであるというのが、エリソン氏の主張だ。提供するインフラは、当然ながらOracleの誇るエンジニアドシステムで提供する。それも「一番早いエンジニアドシステムの上でクラウドのサービスを販売する」とのことだ。

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