アイデア創出における「環境」という変数

EnterpriseZine / 2012年11月1日 10時0分

メンバーが自由に動ける状態を保つことで身体を使ったアイデアの検討も可能に

様々な場所でのデザイン思考の実践的な研究を通じて、優れたアイデアの創出とそれが行なわれる環境との関係が日に日に明らかになってきています。今まで実現されていないことを実現するというイノベーションのための創造性がより重視される傾向にあるなかで、これまでのオフィス環境のデザインとは異なる、より創造性を発揮できる空間のデザインとはどんなものかが検討されています。今回は、ワークショップの事例も紹介しながら、創造性の関数としての「環境」について考えていきます。

 
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  ■場所:デジタルハリウッド東京本校1Fホール(東京・御茶ノ水)

   ■参加費:無料(事前申込・抽選制) ■定員:150名 

  ■詳細・お申込は、こちら!

■ アイデアが出やすいのは、イスに「座って」作業する場合? 「立って」作業する場合? 

 私たち人間の考えや行動はまわりの環境からの影響を強く受けていて、自分で思うほど自分の思考や行動を自由に選択できているわけではありません。

 たとえば、コの字型に配列された机のまわりにみんなが座り、部屋の前面に写し出されたスライドを見ながら、ただ発表者の話を聞いているだけの会議では、意見も質問も出にくいものになります。これに対して、同じ会議室を使って同じメンバーで集まっても、机を近づけみんなでポストイットを使ってアイデアを出し合うブレインストーミングの形を取るだけで、見違えるほど意見が活発に出るようになります。

 グループごとにアイデアを具体的な形にしながら検討するプロトタイピングを行なう場合でも、机を囲んで各自が自分のイスに座ったままで作業をする場合と、全員がイスに座らず立ち上がった状態で作業をするのとでは、メンバー同士で意見が交わされアイデアが生まれてくる活発さも大きく違ってきます。

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