DWH系処理に適した列指向DBMSの優位性

EnterpriseZine / 2012年11月9日 0時0分

図13.スケーラブル「その力 無限大」

前回はDWH系処理に汎用DBMSを利用する課題について検討しました。第2回目となる今回は、DWH系処理に適した列指向DBMSの優位性について、「InfiniDB」の紹介をとおして解説します。

■DWHで使用するDBMSの選択肢

 前回ご紹介のとおり、汎用DBMSは使い慣れている利点がある一方で、DWH系処理ではチューニング・コストが大きくなるという課題があります。これらの課題を高性能なハードウェアと専用ソフトウェアの組み合わせで解決したのがDWH専用アプライアンスですが、導入コストによって採用を見送るケースも少なくありません。近年、大規模なデータを高速かつ高い頻度で分析するニーズは広がりをみせており、それに応えるべく登場したのが、今回ご紹介する「InfiniDB」などのDWH専用ソフトウェアです。

 今回ご紹介する「InfiniDB」は、データをロードするだけで、ユーザが期待するパフォーマンスを実現可能なアーキテクチャが採用されています。そのため、索引を用いたSQLチューニングや、表の各列が保持するデータに合わせて最適な索引を選ぶ作業、索引をメンテナンスする時間も必要ありません。その結果、開発/運用担当者だけでなく、DWHを利用するエンドユーザのストレスを大幅に軽減することができます。

 それでは、手間と時間とコストを省き、高いパフォーマンスを発揮する「InfiniDB」とは一体どのようなDBMSなのか、その特長についてご紹介します。

■「InfiniDB」の3つの特長

 「InfiniDB」には、次の3つの特長があります。

 Fast(高速)

 「InfiniDB」は、データ抽出にかかるディスクI/Oを最小レベルに絞り込み、さらに与えられたマシン・リソースを限界まで使い切ることで、非常に高いパフォーマンスを提供します。

 Simple(簡単)

 「InfiniDB」は、索引などによるパフォーマンス・チューニングを必要としません。パフォーマンス要件を満たすための高度で複雑なデータベース設計や、システム維持にかかるコストを大幅に削減します。

 Scalable(拡張可能)

 拡張性は製品選定における重要な要素の1つです。「InfiniDB」はスモールスタートにより、初期投資のリスクを軽減し、システムの用途拡大に合わせ、柔軟で拡張性の高い選択肢を提供します。

 それでは、なぜシンプルなのに高速に検索処理が行えるのか、列指向の特長などにも触れながら解説します。

岸和田 隆、関 俊洋[著]

■関連記事

オブジェクトデータベースとリレーショナルデータベースのいいとこどり[2012年11月29日]

InfiniDBの実力や如何に?検証結果を一挙公開![2012年11月14日]

Oracle Databaseのバックアップを大幅に効率化するData Domainの重複排除技術[2012年11月13日]

XMLDBがRDBMSに置き換わるなんて、昔は無理なことを言ってました - XMLデータベースは特化した領域で確実に評価されている[2012年11月09日]

行ベースの汎用DBMSをDWH系処理で利用する課題[2012年11月08日]

■記事全文へ

EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング