ビジネスアーキテクチャーを表現する“概念モデル”とは? 

EnterpriseZine / 2013年1月22日 10時0分

図8.ビジネスアーキテクチャーの3つの柱の間の連携    

今回は、ビジネスアーキテクチャーの構造を描写する中核となる「概念モデル」、そして前回ご紹介したビジネスモデル、モチベーションモデル、ケイパビリティモデルという3つの層の間の連携についてお話ししていくことにしましょう。

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■ビジネスアーキテクチャーの構造を描写する“概念モデル”とは?

 ビジネスアーキテクチャーの構造を表現するために、私たちは「概念モデル」というものを主に活用していきます。概念モデルとは、「物事」「考え」「対象」「現象」など、仕組みの本質を抽出して単純化した構造図です。良い概念モデルは、これらの仕組みを類型化すると同時に、その中の因果関係や相互作用を明らかにすることができます。私たちの活用する概念モデルは、主要なビジネス要素の「概念の定義」「概念の属性」「概念間の関連性」を表現する静的なモデルです(図1)。

 もっとも、現実のビジネス世界は、当然のことながらダイナミズムを伴います。現代のように、環境変化が激しい時代においてはなおさらです。環境変化や時間推移に伴うビジネス要素の変化を表現するための方法については、基本的な概念モデルのご説明を終えた後に触れる予定です。

 今回の記事の本論に入る前に、本連載での言葉の定義や説明方法に関して、お約束ごとを書かせていただきす。日常のビジネスで使われる用語を、正しく定義することは非常に重要です。たとえば、「戦略」という言葉ほど誤用・乱用されているものはありません。また、「顧客」とは誰を指すものなのか、サービスはプロダクトなのか、何をもって受注といえるのか、など考え出したら悩んでしまいますよね。

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