生涯第一線のプロフェッショナルになるためのキャリア教育とは?-慶應義塾大学大学院 高橋俊介特任教授インタビュー(第2回)

EnterpriseZine / 2013年1月17日 10時0分

写真:慶應義塾大学大学院 高橋俊介特任教授

前回は、20世紀までのキャリア論の変遷、時代がどのように変化しているのかを解説いただきました。今回は、21世紀のキャリア像として重要な3つのポイントと新しいキャリア像としての「生涯第一線のプロフェッショナル」という働き方、その基礎力をつけるためのキャリア教育の見直しについて解説いただきます。

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■21世紀のキャリア像として重要な3つのポイント

 まず一つ目は、「目標より習慣」というポイントです。職種としてのキャリア目標を作ることには、あまり意味がありません。「21世紀のキャリアを考える研究会」の調査によって、10個のキャリアコンピタンシーが重要であると明らかになりました。

 キャリアコンピタンシーは、特定の仕事ができる能力や資格といった表面的なエンプロイヤビリティ(雇用され得る能力)ではなく、変化が激しい世の中でも継続的に自分のキャリアや人生を前向きに切り開き続ける能力を意味します。行動特性や思考特性として分析してわかったのが、以下のキャリアコンピタンシーです。

 そして二つ目は、「普遍性の高い学び」というポイントです。同じことを表面的にしか学ばない人は、応用力を身につけられません。これを私は「カーナビ症候群」と呼んでいます。カーナビには検索機能が備わっていて、行き先を入れると自動的に「このように行きなさい」と表示されます。けれど、その通り運転している限り、自分で道がわかることは永久にありません。どうやって自分で道を考えていいかわからなくなるからです。しかし、「カーナビ症候群」が、今の若い人たちに非常に蔓延しています。「答えを教えてください。どうやればいいですか?」と。上司はカーナビではありません。

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