IT部門は黙認?「シャドーIT」が急増中‐IDC、国内BYOD利用実態を調査

EnterpriseZine / 2013年1月17日 15時35分

図表:モバイルデバイス別 BYOD利用状況  出所:IDC japan,1/2013

IDC Japanは1月17日、国内BYOD(Bring Your Own Device:私物デバイスの業務利用)の利用状況の調査を行い、BYOD導入率/導入課題/メリットとデメリット/生産性向上等についての調査結果を発表した。

■国内BYOD/シャドーITユーザー数は、2016年に1,265万人まで拡大と予測

 同調査によると、BYOD導入率/シャドーIT利用率は、スマートフォン29.2%、タブレット19.3%、モバイルPC19.6%、携帯電話(スマートフォンを除く)39.1%となった。

 同社では、BYODを「従業員の私物のモバイルデバイス(スマートフォン、タブレット、PC、携帯電話)を企業、教育機関、官公庁、自治体のシステム、あるいは契約しているクラウドサービスにアクセスして、企業が利用ポリシーに準じて認めた従業員が業務で利用すること」と定義。

 また、シャドーITを「企業が業務において、私物端末の使用を許可しない状況で、従業員が使用するケース」と「BYOD利用規定を定めないで使用するケース」を指している。

 現在は、このBYOD(許可)とシャドーIT(黙認)が混在している状況であるとしている。

 従業員規模別では、BYOD導入率/シャドーIT利用率は従業員規模と負の相関があり、従業員規模が大きくなるに従い導入率は低くなるという。産業分野別では、BYOD導入率/シャドーIT利用率の高い業種は、流通/小売/卸売、一般サービス、建設/土木で、低い業種は、金融、製造、自治体/教育だった。

 また、BYOD/シャドーITで使用される4種類のデバイス、(1)スマートフォン、(2)タブレット、(3)モバイルPC、(4)携帯電話(スマートフォンを除く)については、同社は以下のように予測している。

国内スマートフォン市場のBYOD/シャドーITのユーザー数は2011年に53万1,000人、2016年には446万9,000人と、携帯電話(スマートフォンを除く)に次いで多いユーザー数に。

国内タブレット市場のBYOD/シャドーITのユーザー数は2011年に19万4,000人、2016年には304万人、2011年から2016年の平均成長率は73.5%と、4種類のデバイスの中で最も成長が見込まれる。

国内モバイルPC市場のBYOD/シャドーITのユーザー数は2011年に33万6,000人、2016年には349万9,000人で、モバイルPCは業務用アプリケーション/社内システムへのアクセスなど、4種類のデバイスの中で最も業務使用率が高くなる。

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