ポイントは"統合"― 日本企業にストレージの新たな活用を提案するNetAppの導入事例

EnterpriseZine / 2013年1月28日 16時30分

東芝ではNetAppをHA構成で6年間運用しているが「一度も障害でダウンしたことがない」とのこと

クラウドとビッグデータというトレンドの後押しを受け、国内でもストレージ市場が活況を呈し始めている。中でもIBM、EMC、日立製作所などと並んで元気なのが、"アジャイルデータインフラストラクチャ"を掲げるNetApp(日本法人はネットアップ)だ。NetAppが日本市場でのさらなるシェア拡大をはかるには、ユーザ企業のビジネスを成功に導いた導入事例の公開がひとつのカギとなる。本稿では12月6日に東京・品川プリンスホテルで開催された「NetApp Innovation 2012 Tokyo - 変化を勝ち抜くデータインフラ」において行われた基調講演の中から、リクルートと東芝のエグゼクティブによるユーザ導入事例を紹介する。

■NASでOracle RACを本番稼働! 課題はさらなるリソースのプール化―リクルート

 一般消費者に向けて多くの情報サービスを提供するリクルートグループは、そのビジネスの領域を大きく2つに分けている。車や住宅の購入、転職/就職、結婚、出産/育児などの"ライフイベント領域"と、旅行、ファッション、習い事、飲食、時事などの"ライフスタイル領域"だ。いずれのサービスも紙からオンラインへと事業の舵を大きく切っており、ITのパワーを効率良く利用することは事業の存続にかかわる。

 そしてリクルートホールディングスの下、各事業会社に対してITソリューションを提供し、ビジネスへの実装を図っていく機能会社としての役割を果たしているのがリクルートテクノロジーズである。「ビッグデータ機能部門」「事業/社内IT推進部門」「UI設計/SEO部門」「インフラ部門」「テクノロジーR&D部門」「大規模プロジェクト推進部門」の大きく6つの部門で構成されている。

 講演に登壇したリクルートテクノロジーズ 執行役員 CTO 米谷修氏は、2009年にスタートしたリクルートグループのデータセンター統合事業について紹介、それまで1,100台のサーバを4カ所のデータセンターで稼働させていたが、これを1カ所に統合し、NetAppのNAS製品「NetApp FAS6080」を使って960台に集約、2011年には統合ネットインフラ「RAFTEL」をローンチしている。

 「統合前はデータセンターがばらばらに存在していただけでなく、各メディアのサイトごとに専用のストレージを用意していた。データ量が増加すればWebサイトごとにストレージを増設し、仮にリソースに余剰があっても他のサービスとは共有できない状況が続いていた」と米谷氏は2008年までの典型的なサイロ状況を振り返る。

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