ビッグデータ活用はExcelで、マイクロソフトは「Big Data Everyone」

EnterpriseZine / 2013年4月3日 11時0分

先日、ビッグデータ関連の製品ベンダー担当者、ビッグデータの市場動向などを調査するアナリスト、そしてビッグデータについて取材、執筆活動を行っている記者といった面々が東京恵比寿のとあるお店に集まり、食事をしながら「ビッグデータって実際のところどうですか?」について語り合った。私も運良くこの会合に参加でき、日頃取材して感じていることを、お酒の力も借りながらちょっと過激にさらけ出してきた。そんな様子、Ustreamで中継したらけっこう面白くて視聴者も大勢獲得できるのではとも思ったり。とはいえ、中身がオープンになるとそれぞれの人の立場もあり、言いたいこが言えなくなるのかもしれない。

■Excelでビッグデータがこれからの流行でしょう

 そんな会合で、冗談の1つとして話題を提供したのが、「マイクロソフトのビッグデータはやっぱりExcelでしょう!」ということ。これ、Excelに大量データを取り込んでビッグデータ活用するというのが、マイクロソフトのビッグデータ戦略じゃないですかという話だ。ちなみに2007以降のExcelでは、1,048,576行×16,384列が1シートの最大。つまり1シートだけで、170億個以上のセルを扱える。これ、まんざらビッグデータと言えないこともない。

 この話題は冗談のつもりだったけれど、先日行われたマイクロソフトの「ビッグデータ戦略記者説明会」では、まさにそのExcelをかなり活用するビッグデータ活用シナリオの説明があった。それが「Big Data Everyone」というもの。これは専門家ではなく誰でもデータ分析を可能にし、ビジネスの現場でデータ活用を行えるようにするもの。「誰でも」「現場で」を実現させるのに重要となるのが、Excelというわけだ。

 実際のところ、Excelを使いこなせる人はBIツールを使いこなせる人より遙かに多い。さらに、最近のExcelは専用のBIツールなどと遜色ない、いやむしろそれを越えるくらいの表現力の高い、高度なデータ分析機能を持っている。さまざまな統計処理であっても、独自の分析手法であっても、ちょっと知識のある人なら独自のカスタマイズで作り込んでしまうこともExcelなら容易だろう。そう考えれば、高度なデータ分析処理もExcelがあれば実現できるというのは確かだ。

 もちろん、マイクロソフトの戦略としては、ビッグデータそのものをExcel内に保持するものではない。そこは当然ながらSQL Serverが後ろで活躍するところ。その1つが昨年末に発表したSQL Server 2012を搭載するSSD Applianceだ。昨年6社のパートナーから提供開始されたラインナップが、日本IBM、日立、富士通が新たに加わり9社に拡充。ちなみに日本IBMのアプライアンスは、651万円とかなりお安い設定となっている。

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