11g R2 RACとGrid Infrastructureのバックアップと障害復旧

EnterpriseZine / 2013年5月7日 12時0分

第5回目は、ASMのアーキテクチャを紹介させていただきました。 第6回目では、Oracle Real Application Clusters 11g Release 2 におけるバックアップと障害発生時の復旧について説明します。 前半では RACデータベースのバックアップと復旧について、後半では Oracle Grid Infrastructure に関連するさまざまなデータのバックアップと復旧について説明します。

■1. RAC データベースのバックアップ

 本章では、RAC データベースのバックアップについて説明します。 なお、RACデータベースにおいてバックアップすべきファイルと取得方法は、シングル・インスタンス環境と同じです。

●バックアップすべきファイル

 シングル・インスタンス環境と同様に、以下の3種類のファイルをバックアップします。

 ・データファイル
 ・制御ファイル
 ・SPFILE (サーバーパラメータファイル)

●バックアップの取得方法

 以下のいずれかの方法を用いて、ファイルをバックアップします。

 ・Oracle Recovery Manager(RMAN)を使用したバックアップ(オラクル社推奨)
 ・ストレージ機器の機能(NetApp SnapMirror や EMC Recovery Point 等)を使用したバックアップ
 ・Oracle Secure Backup 等を使用して外部ストレージへバックアップ
 ・cp等のOSコマンドを使用したバックアップ

 ただし、ASMにファイルを配置している場合は、RMAN以外のバックアップ取得方法を原則的に使用できないことに注意してください。 弊社で最近手がけるほとんどのRAC構築案件でASMを使用していること、オラクル社が推奨するバックアップ取得方法であること、バックアップを支援する機能が充実していることなどを踏まえ、今回の記事ではRMANを使用した手順を紹介します。

 RMANを使用してデータベースをバックアップする場合、あらかじめ以下の2つの設定を有効にしておくことをお勧めします。

 ・制御ファイルおよびSPFILE (サーバーパラメータファイル)の自動バックアップ機能の有効化

 制御ファイルおよびSPFILE(サーバーパラメータファイル)の自動バックアップ機能を有効にしておくことをお勧めします。設定が有効な場合、データベースのバックアップ実行時やデータベースの構造が変更された場合に、制御ファイルと SPFILE が自動でバックアップされます。 以下のコマンドで、設定を有効にできます。

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