スタンフォード式「戦略意思決定手法」とは?(1)不確実な環境での判断に有効な「フレーミング」

EnterpriseZine / 2013年7月31日 8時0分

前回は、仮説検証型のビジネスプランニング手法「仮説指向計画法(Discovery-Driven Planning)」をご紹介しました。計画・実行開始時点で、成功に必要な条件・失敗に至る条件を仮説として洗い出し、事業の成功まで仮説検証を行いながら進めて行く、という方法論でした。しかし、組織では、一般的に企画者と意思決定者が異なるため、必然的に意思決定の問題が生じます。また、毎回個別対応をするのではなく、意思決定のプロセスを整備したいものです。そこで、今回から、組織の意思決定の質を高める「戦略意思決定手法(Strategic Decision Management)」を3回にわたってご紹介します。今回は、複雑であいまいな考えを、組織的に共有できるようにする手法について解説します。今までの連載はこちら

新規事業のアイデア創造から仮説構築・検証を体系化した「顧客開発モデル」、仮説検証型の事業開発における柔軟な事業計画を体系化した「仮説指向計画法」、新規事業も含めた戦略意思決定を体系化した「戦略意思決定手法」の3つの手法を、講義+ディスカッション形式で実践的に学ぶセミナーです。講師は、堤 孝志/飯野将人(『スタートアップ・マニュアル』訳者)、大江 建(『なぜ新規事業は成功しないかー第3版』著者)、小川 康(本連載筆者で、『不確実性分析 実践講座』共著)の4名です。日本の第一人者によるセミナーです。

日時:8月28日(水) 13:00~18:00 (受付開始12:30~)

受講料:20,000円(税別)/21,000円(税込)

会場:K.I.T.虎ノ門大学院 金沢工業大学・虎ノ門キャンパス(東京・港区)

お申込・詳細 ⇒ こちら!

■戦略意思決定手法(Strategic Decision Management)とは

 「Strategic Decision Management(戦略意思決定手法、SDM)」は、1960年代に米国スタンフォード大学のロナルド・ハワード教授によって考案された意思決定手法です。「意思決定には品質がある(Decision Quality)」と考え、意思決定の質を高めることを目的にしています。戦略意思決定手法は、ハワード教授が会長を務めたコンサルティング会社Strategic Decisions Groups(SDG)を通じて、日米欧の大手企業に提供されてきました。特に、資源開発や医薬品開発のように、複雑で不確実な大規模投資の意思決定に豊富な実績があります。

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