Ziba濱口氏が語る、日本人のイノベーション力が本来最強である理由

EnterpriseZine / 2013年8月2日 8時0分

図表9 範囲の設定で変化する事象の見え方

2013年7月11日、京橋の東京コンベンションホールにて、株式会社 日立製作所主催により、同社企業向けITプラットフォーム製品の紹介イベント「Hitachi Platform Solutions World 2013~日立とつくろう! 次世代のITプラットフォーム~」が開催された。基調講演では「ビジネスイノベーションと日本~日本人のイノベーション力が本来最強であるその理由~」と題し、数多くの企業のイノベーションをリードしてきた濱口秀司氏(デザインコンサルティング会社Ziba戦略ディレクター)が、日本人はイノベーションが苦手という通説を覆す持論「日本人イノベーション最強説」を展開した。講演レポート第2回の今回は、ブレストの発展のさせ方や日本人の発想法がイノベーションに強い理由などが述べられた後半の内容を紹介する。

■ブレストをレベルアップする方法

 アイデアをランダムに出していくだけのブレストでは「アイデアを生み出す背後にあるパターン」までは見えてこない。濱口氏はブレストに工夫を加えれば、バイアスを見つける段階まで発展させられるという。同氏はブレストを3つのレベルに分類する。
レベル1:アイデアだけを取り扱う
できるだけ多くのアイデアを出していく通常のブレスト。
レベル2:アイデア出しに、切り口を組み合わせる
アイデアに、何らかの抽象概念の切り口を組み合わせる。たとえば、新しいタイプのペットボトルの開発についてなら、1日24時間のそれぞれの時間帯に合ったものを考えるといった制約条件を与える。
レベル3:切り口を構造化して、アイデアを作っていく
前掲の桃太郎やEVの例のように、抽象概念を視覚化、構造化したうえで、アイデアを出していく。

有須 晶子[著]

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