「損益分岐点分析」による経営シミュレーション-事業計画の判断への応用

EnterpriseZine / 2013年7月24日 8時0分

  図表2.おにぎり付きうどん8,000食を販売した時の変動損益計算書                

前回は、管理会計の入り口に位置する損益分岐点分析の基本的な考え方とキーワードについて、セルフ式うどん店の事例で説明しました。損益分岐点分析を行う目的、損益分岐点分析によって明らかになる経営情報(固定費、変動費、経営安全額、損益分岐点の売上高、限界利益)の意味や使い方です。前回に引き続き、さらに損益分岐点分析のポイントを掘り下げます。特に、「限界利益の変化」「変動費・固定費の変化」を反映したシミュレーションを行い、経営判断や事業計画に応用できるのです。セルフ式うどん店の事例をさらに掘り下げて理解を深めましょう。

◎事業計画や分析に必要な基礎知識を身につける
本連載筆者による、『1日でわかる決算書の読み方・考え方 [入門講座]』開催決定!    

本講座では、企画部門、マーケティング・営業部門、システム開発部門を中心に、財務三表の連動理解、業種別の財務構造を読むコツなどを中心に、事業計画や分析に役立つ決算書の読み方・活かし方を、ベテラン講師が演習も交えて、基礎レベルから丁寧に講義します。講師は、企業向けに会計研修などを長年実施する実績のあるベテラン講師・千賀秀信氏。著作には、『この1冊ですべてわかる 管理会計の基本』(日本実業出版・刊)や最新刊『人気セミナー講師の会計実践講座』(日本能率協会・刊)があります。

日時:8月29日(木) 10:00~17:30 (受付開始9:30~)

受講料:33,000円(税別)/34,650円(税込)

会場:株式会社翔泳社(東京・四谷三丁目)

お申込・詳細 ⇒ こちら!

■利益を大きくするために必要な2つのキーワード「経営安全額」と「限界利益率」

 前回のセルフ式うどん店のデータを確認しましょう。なお前回を読んでいない方は、まず読んでから、今回の内容を確認してください。
(月間利益計画データ) 

客単価は450円を見込む
客単価(1食)あたりの見積原価
原材料費120円、消耗品費15円 水道光熱費35円 合計170円
(注)消耗品費は、客席で使う調味料、お茶、紙ナプキンなどです。
その他のデータ
人件費250万円/月 店舗設備費等180万円/月 合計430万円
可能な製造・販売量は17,000食/月
従業員数 8名(1日8時間換算)*今回追加した情報です。

 *解答にあたっての注意点:損益分岐点を求める公式を使うことや、求める計数を「X(エックス)」として方程式を解く方法は、“特別に指定がない限り”行なわないでください。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング