「次世代プラットフォームのナンバーワン・ベンダーを目指す」EMCグループ新会社Pivotal、日本法人の始動開始

EnterpriseZine / 2013年8月2日 13時0分

Pivotalプロダクト・マーケティング&マネージメント担当

8月1日、Pivotalジャパンは日本法人設立を発表した(組織としての日本法人設立は7月1日)。同社は4月1日に発足したEMCグループの新企業Pivotalの日本法人となる。

■Pivotalは「第3のプラットフォーム」に特化した新しい企業

 EMCジャパン常務執行役で、Pivotalジャパン取締役会長を兼任する徳末哲一氏は記者会見オープニングに「いままで関わってきたなかで最も面白い(立ち上げである)」と述べた。同氏はピープルソフト日本法人やGreenplumの日本における事業(後にEMCが買収)などの立ち上げを経験してきた人物。

 Pivotalを「メインフレーム、クライアンド・サーバーに続く『第3のプラットフォーム』と呼ばれるものに最初から特化した新しい企業」と紹介し、新しい技術から構成されるプラットフォームを作り上げていくところに醍醐味を感じているようだ。「Pivotalの発展を見守っていただきたい」と述べ、Pivotalジャパンのカントリーマネージャーとなる正井拓己氏にマイクをバトンタッチした。

 PivotalそのものはEMCグループが次世代を見すえて設立した新会社である。CEOはVMwareでCEOをしていたポール・マリッツ氏。従業員数はグローバルで1250名(4月1日現在)、うち日本は13名(8月1日現在)。売上規模は2013年は3億ドル、2017年に10億ドルに伸ばす計画だ。

■EMCグループが持つ「エンタープライズPaaS」領域をPivotalに集約、再編成

 Pivotalの新設により、EMCグループが持つエンタープライズPaaSに関するソフトウェアやサービスはPivotalに集約するように再編成された。これでEMCグループはEMCがストレージ(情報基盤)、VMwareが仮想化(ソフトウェアで抽象化されたデータセンター)を担い、この上層にPivotalをすえることで「3段持ち」となる。他ベンダーで見られる垂直統合ではなく、「水平協業」となっているところが特徴だ。正井氏は「次世代プラットフォームのナンバーワン・ベンダーを目指す」と胸を張った。

 現時点におけるPivotalが持つ製品群はデータ層、クラウド層、アプリ開発層の3層で分類できる。データ層にはデータウェアハウスのGreenplum、HadoopディストリビューションのPivotal HD、インメモリ型(NoSQL)データベースのGemFireなど。クラウド層はPaaS向けオープンソースソフトウェアのCloud Foundry、JavaフレームワークのSpring。Cloud Foundryについては最近IBMとPivotalがプラットフォーム開発での協業を発表したばかりだ。そしてアプリ開発層にはアジャイル開発管理のPivotal Labs、データサイエンティストを抱えビッグデータ分析を支援するPivotal Data Science Labsがある。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング