Microsoftが「デバイスとサービスの企業へ転換」するために必要なこと

EnterpriseZine / 2013年10月31日 15時0分

 このようにDynamicsが評価される理由は、なんといってもMicrosoftの情報基盤群との高い親和性だろう。SQL Serverのようなインフラ系はもちろん、もっとも強力なのはMicrosoft Officeなどのビジネスには欠かせないツール群との連携が深いことだ。業務の中で、Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどOffice製品を利用するのは当たり前だ。さらに、SharePointやLync、OneNote、Yammer、Skypeなど、さまざまざまなMicrosoft製品を利用しながら、業務を進められている企業も多いだろう。

 これらのソフトウェアは、単独でもツールとしての利便性は高いが、連携させることでさらに価値は高まる。この場合の連携は、たんにデータの受け渡しができるだけではない。中核にクラウドサービスのDynamicsを配置することで、情報をタイムリーに共有、管理しながら、各種ツールを使い業務のライフサイクルをスムースに回せるようになるのだ。

 多くのSaaSのサービスは、基本的にWebブラウザベースのユーザーインターフェイスとなる。別の作業をしたければ、ブラウザ画面を切り替えて利用するのが普通だ。さらに、SaaSの外でSaaSにあるデータを活用したければ、データを抽出しダウンロードして、適切に変換してからExcelなどに取り込む手間が必要だ。これらがDynamicsが中核にあれば、Outlookのメールから自動的にDynamicsの情報にアクセスしたり、Dynamicsの画面からYammerを使って情報共有したり、Skypeで関係者に連絡を取ったりといったことがシームレスに行える。常に必要なデータはDynamicsでリアルタイムに管理される。ユーザーは自分がいまDynamicsを使っているのか、OfficeやYammer、Lyncを使っているのかを意識する必要はなくなる。

 当日のイベントでは、このさまざまなツールをシームレスに連携させて利用し、業務がスムースに流れていく様子がデモンストレーションで示された。その際に利用した端末は、Surface。自社のオフィスでも営業訪問先や出張先でも、作業はすぐに始められる。来年登場する新しいDynamicsのユーザーインターフェイスも紹介され、Windows 8に最適化されているようでSurfaceのタッチ操作で容易に操作を行っていた。

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