「消費者との共創」をいかに実現するのか?コ・イノベーション時代のビジネスモデルを考える

EnterpriseZine / 2013年12月20日 8時0分

図6:個客経験の共創とグローバル資源の利用

 出版されるたびに世界中のベストセラーとなるビジネス思想家であるC.K.プラハード氏による名著「コ・イノベーション経営(原題:The Future of Competition)」を紹介します。

■世界で最も影響力のあるビジネス思想家の著書

 ビジネス関連書籍の著者の中で、最もお気に入りの人を3人選びなさいと言われたら、私はC.K.プラハード氏をそのうちの1人に挙げるでしょう。ちなみに残りの2人は、『ザ・プロフィット』、『プロフィット・ゾーン経営戦略』、『ザ・ディマンド』を著したエイドリアン・J・スライウォツキー氏、『ロングテール』、『フリー』、『MAKERS』を著したクリス・アンダーソン氏を挙げたいと思います。

 プラハード氏は、長年にわたりミシガン大学ビジネススクール教授として教鞭を取りながら、数多くの国際企業のコンサルタントをしたり、自身でIT企業を経営した経験を持つ方です。代表的な著書には、『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメル氏との共著)や『ネクスト・マーケット』などがあるので、ご存知の方も多いかと思います。

 プラハード氏のビジネス領域における影響力は幅広く、英国タイムズ紙による「世界で最も影響力のあるビジネス思想家」の第1位に選ばれ(2007-2009年)、ハーバード・ビジネス・レビュー誌による「ビジネスの世界を変えた5つの戦略チャート」の1つとして市場ピラミッドが選ばれています(残りの4つは、PPM、経験曲線、5フォース、破壊的イノベーションです)。ボトム・オブ・ピラミッド(BOP)、リバース・イノベーションという新しい概念は、ここから生まれました。

 今回ご紹介するのは、ミシガン大学の同僚であるベンカト・ラマスワミ氏と共著による『コ・イノベーション経営(原題:The Future of Competition)』です。

 本書は、2004年に出版(旧題:価値共創の未来へ)されたものですが、復刻版として本年7月に東洋経済新報社から出版されています。

白井 和康[著]

EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング