インメモリ市場、トップの座を手に入れるのは誰だ/現実のデータサイエンティストっていったいどんな人

EnterpriseZine / 2013年12月3日 11時45分

 あっというまに12月。今年も残り少なくなり、やり残したことがいくつも頭に浮かぶ。いまさら焦ってもしょうがない。残ったものは、改めて来年の予定に組み入れるしかなさそうだ。各ベンダーからの発表も、そろそろ年末モード。特に外資系ベンダーはクリスマス休暇の時期を目前に控え、今週、来週までで年内の発表はほぼ終わりだろう。そろそろ、今年の振り返りと、来年の展望といった記事もきちんと書かなきゃなぁと。

■SAP HANA SP7が登場、プラットフォームとしての進化でリーダーの座を維持できるか

 さて今年のIT業界最大のテーマは、結果的には「ビッグデータ」だったのではないだろうか。だいぶ定着して来た感もあり、一時期のブームから現実的なソリューションに成長した1年だったとも言える。もう1つ挙げるなら、DB Online的には「インメモリーデータベース」だろう。そのインメモリーデータベースの先陣を切っているSAP HANAが、先週最新版となるSP7の提供を開始した。SP6から6ヶ月あまり、順調にバージョンアップを重ねている。

 「HANAはSP5が1つの節目で、Business Suiteに対応し情報系とトランザクションの融合を果たしました。そして、前回のSP6でデータベースから情報システムの『プラットフォーム』となり、ステージ的には1つ上がりました。ここからは、HANAはプラットフォームとして進化していきます」

 SAPジャパン バイスプレジデント ビジネスソリューション統括本部長の堀田徹哉氏は、今回のSP7は一言で言えばプラットフォームとしてより柔軟性を持ったものだという。従来は速いインメモリーのデータベースエンジンが注目されてきたが、さまざまなアプリケーションに対応する機能が揃い、プラットフォームとして進化しているというわけだ。その進化の1つが、SP6から提供されているSmart Data Access。これを利用することで他社データベースとの連携も容易になった。

 SAPジャパン ビジネスソリューション統括本部 リアルタイムプラットフォーム部 部長の大本修嗣氏は、「HANAにデータが全部あるのが理想ですが、バックエンドのデータベースとの連携でHANAの世界は広がっています」と語る。

 今回のSP7では、このSmart Data Access用のアダプターとして、Oracle Database、Microsoft SQL Server、Hortonwork Hadoop(Hive)が新たに加わった。さらに、カスタムアダプターを開発するためのSDKの提供も開始され、独自にアダプターを開発してNoSQLを含む他のデータベースとの連携も可能になる。さらに、SP6までは参照だけだったが、SP7のSmart Data Accessでは更新処理にも対応した。

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