データサイエンティスト サミット開催、三人のデータサイエンティストがビッグデータ分析の現実を語る

EnterpriseZine / 2013年12月13日 16時30分

野村総合研究所 鈴木 良介氏

 2013年12月4日、都内で「データサイエンティスト サミット」が開催された。このセミナーイベントへの事前登録者数は1,000名を超え、データサイエンティストという存在への高い関心度がうかがえる。キーノートセッションは、野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 主任コンサルタントの鈴木良介氏をモデレーターに、大阪ガス 情報通信部 ビジネスアナリシスセンター所長の河本 薫氏、リクルートテクノロジーズ ビッグデータグループ シニアデータサイエンティストの西郷 彰氏、帝国データバンク 産業調査部産業調査第1課 課長補佐の北村慎也氏という、実際にデータサイエンティストとして活躍している3名をパネリストに迎えディスカッションが行われた。

■昔からある普通の会社で「データ分析」という仕事を評価してもらう難しさ

 モデレーターの鈴木氏からはまず、データサイエンティストと世間で言われているような「知識の深い人材、スーパーな人材が本当にいるのでしょうか、実際に育成ができるのでしょうか」と疑問が投げかけられた。その疑問を解決するためにも、今回のパネラーのように実際にすでにデータサイエンティストとして活躍している人たちの話を訊くのがいい。そのために、一堂に集まってもらい話をするのが、今回のイベントの場だと説明があった。

 大阪ガスの河本氏は、1年中データ分析だけを行っている。とはいえ、最初からその業務が順調だったわけではない。ガス会社という社会インフラサービスを提供する会社で、データ分析の価値を理解、評価してもらい、それを活用してもらうまでには苦労があった。「昔からある会社、普通の会社でデータ分析をする上で、どんな苦労をしてきたかを今日はお話しします」と河本氏。

 大阪ガスのビジネスアナリシスセンターは、グループ会社も含め、社内のあらゆる組織に対しデータ分析のソリューションを提供している。組織は独立採算制で、センターのメンバーが働いた分は各営業部門にチャージされる。センターで働いているメンバーは、「それなりに統計解析はできますが、みなさんが思っているほどではないと思います」と河本氏。統計解析、データ分析の専門家というよりは、各メンバーがさまざまな分野の専門知識を持ち、その専門分野はビジネスドメインに近い分野だ。つまりは、データ分析をもとに社内の各分野に対しコンサルティングができる人材の集まりとなっている。

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