拡大を続けるM2M市場、2020年度には3兆8100億円に達すると予測―矢野経済研究所調査

EnterpriseZine / 2014年3月28日 12時40分

▲出所:矢野経済研究所

 矢野経済研究所は3月28日、M2M(Machine to Machine:機器間通信)世界市場の調査結果を発表した。同社の発表によると、M2M世界市場の2012年度から2020年度までの年平均成長率は15.2%となり、2020年度の同市場規模は3兆8100億円(事業者売上高ベース)に達すると予測している。

 同調査は、国内外のIT事業者(SIer)、通信事業者(キャリア)、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)やMVNE(Mobile Virtual Network Enabler:MVNO事業者を支援する事業者)、デバイスメーカー、ユーザー企業等を対象にヒアリング調査を実施したもの。

 同調査では、M2Mを「人が介在せずに機器・デバイス間で、無線回線やネットワーク網を利用し情報のやり取りをする仕組み」と定義。本調査におけるM2M市場規模はM2Mを実現するための、デバイスやモジュール、回線やM2Mプラットフォーム、システム構築やアプリケーション開発、データ解析・制御などのソリューション、運用・保守サービスなどを対象とし、累計金額ベースで算出しているという。

 同社が発表した調査結果の概要は以下の通り。

●2013年度のM2M世界市場、前年度比18.8%増の1兆4,580億円の見込み

 M2M世界市場規模は2010年以降に大きく伸長し、2013年度には前年度比18.8%増の1兆4580億円(事業者売上高ベース)の見込み。なお、2013年度の国内M2M市場は前年度比15.4%増の1350億円の見込みで、M2M世界市場における日本市場のシェアは9.3%。

●中・長期的にはスマートシティ/スマートコミュニティの中核機能・技術として期待

 M2Mで注目されるアプリケーション分野は多岐に及ぶが、特に医療・ヘルスケア、エネルギー管理、農業・畜産、交通インフラ関連での期待が大きい。そして中・長期的には、M2Mは世界的に拡大が見込まれるスマートシティ/スマートコミュニティにおける中核機能・中核技術として期待される。

●2020年度のM2M世界市場規模、3兆8100億円と予測

 M2M需要は先進国から新興国に徐々にシフトしていくが、M2M世界市場は、M2Mプラットフォーム型サービスの拡大、機器・デバイスの低廉化、ワイヤレス環境及びグローバル化の進展などを背景に拡大を続けていく。M2M世界市場の2012年度から2020年度までの年平均成長率(CAGR)は15.2%となり、2020年度の同市場規模は3 兆8100億円(事業者売上高ベース)に達すると予測。                            

                       

 なお、本調査結果は「2014 M2M市場~IoT時代に飛躍するX2Mビジネスの研究~」(矢野経済研究所、2014年2月28日刊行)にて詳しく報告されている。

■関連情報

・矢野経済研究所「2014 M2M市場 ~IoT時代に飛躍するX2Mビジネスの研究~」

EnterpriseZine編集部[著]

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