未来の起業家を育てる-VCや教育機関、行政が取り組む「起業体験プログラム」

EnterpriseZine / 2014年4月18日 8時0分

日本テクノロジーベンチャーパートナーズ    

 3月12日、第22回ベンチャー・プライベート・カンファレンス白熱ベンチャー教室2014が慶應義塾大学ビジネス・スクール(KBS)と日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)の共催で開催された。同カンファレンスにて行われた「起業体験プログラム実施経験から見える、新しい日本の自立教育の未来」と題したセッションをレポートする。

 ベンチャー・プライベート・カンファレンス白熱ベンチャー教室2014では、起業家や投資家が集まり起業に関するトークセッションや、世界を目指す日本発コンテンツの最先端についての議論がなされた。「起業体験プログラム実施経験から見える、新しい日本の自立教育の未来」と題したセッションでは、福岡大学商学部准教授の飛田努氏、郁文館グローバル高等学校教頭の土屋俊之氏、品川女子学院校長の漆紫穂子氏、成蹊大学法学部教授の北川徹氏、徳島ニュービジネス協議会の杉野景氏、東京情報大学総合情報学部教授の堂下浩氏、モデレーターにNTVP代表の村口和孝氏が登壇した。

■起業体験プログラムの特色と効果:学校の理念、社会課題、自律的な生き方

 NTVPでは、青少年を対象にした起業体験プログラムを1999年から社会貢献活動として実施している。 学園祭会場を一つの経済社会と捉え、現実社会のルールに近い形でプログラムは運営される。

 参加者はチームを作り、事業構想を練り、実際にお金を使い、定款等を作成し、模擬的に会社設立を行う。  そして、事業計画を作成し投資家役に説明する。投資家から準備資本を集め、商品等の試作や、材料の仕入れ、店舗準備を進めながら、学園祭で販売活動を行う。

 終了後には、決算書を作成し公認会計士の監査を受け、株主総会を開催し、会社を解散。利益が出た場合は、株主名簿に応じて参加者に分配し、一部は税金として寄付をする。短期間で子供達に、資本主義経済を実体験を伴って理解してもらう事を意図している。

 現在、徳島、郁文館夢学園、品川女子学院など全国の高校や地域、慶應義塾大学理工学部、九州大学、成蹊大学、福岡大学などの大学などに、起業体験プログラムは広がっており、累計参加者は1万人を越えた。

 地域と大学が連携してプログラムを開催したり、プログラム卒業生や保護者がアドバイザー役や投資家役になるなどし、年を追うごとにプログラムの中身も充実している。起業体験プログラムを実践してきた方々から、プログラムを通じて感じたノウハウや教育効果についてプレゼンがなされた。

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