あなたも惚れる!Netezzaの原沢さんに

EnterpriseZine / 2014年4月18日 9時0分

 日本オラクルから複数の企業のスタートアップを渡り歩き、Netezzaの顔となった原沢滋さん。Netezzaの歩みとともに原沢さんのキャリアを振り返る。

■Netezzaの衝撃

 初対面のインパクトは大きかった。2011年2月25日に開催されたClub DB2では、今回のDBプロである原沢さんがデータウェアハウスアプライアンス「Netezza」を紹介してくれた。IBMがNetezzaを買収してまだそんなに過ぎていないころだ。まだ筆者はNetezzaについて何も知らなかった。

 アプライアンスというと、特定のソフトウェアにハードウェアを組み合わせ、チューニングを施した製品…というイメージがあった。しかしNetezzaは根本的に違っていた。FPGAの採用、超並列処理、桁違いの応答時間、メンテナンスはほとんど不要、データベースなのにインデックスなし。データベースエンジニアからすれば、常識を覆されるかのような信じがたい世界。当時を振り返り、原沢さんは笑いながらこう話す。

 「あのときはエクストリームに話をしました。エンタープライズ系のエンジニアが集まっていたので『君たちが今までやってきたことって本当に必要?やらなくてもいいんじゃない?』ってね」

 日々努力しながら歩いているその脇をNetezzaが猛スピードで追い越していいくかのような衝撃。会場で「ええっ」という驚きの声や「うむう」といううなり声が何度か上がった。この状況を説明するには、主催者がつけたこの日の勉強会タイトルがずばり表している。「あなたも惚れる!Netezza」。データベースエンジニアならきっとNetezzaに、そして原沢さんの語りに惚れる。

 つい「Netezza」と連呼してしまうものの、原沢さんの正式な部署と肩書は「日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 インフォメーション・マネジメント Bigdata Analytics Sales 部長」。大変失礼ながら、筆者はインタビュー当日に初めて原沢さんが部長だと知った。原沢さんは「ぼくは(部長としては)裏口入学だから」と照れながら謙遜する。IBMに買収される前から役職がそのままスライドしたからそう説明しているのだそうだ。今やNetezza技術はPureData System for Analyticsへと継承されたため名刺には「Netezza」の文字がないものの、やはり原沢さんはNetezzaの顔だ。

加山恵美[著]

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