セキュリティプロ、“まるちゃん”が来た道~デロイトトーマツサイバーセキュリティ先端研究所所長 丸山満彦さん

EnterpriseZine / 2014年7月24日 12時0分

 今回のセキュリティプロは「まるちゃん」こと丸山満彦さん。「セキュリティに強いトーマツの人」として、過去には内閣官房情報セキュリティセンター情報セキュリティ指導官などセキュリティ分野の要職を歴任してきた。現在は、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社の社長であるほか、今年発足したデロイトトーマツサイバーセキュリティ先端研究所の初代所長も務めている。

■「まるちゃん」の誕生

 どうしてもお堅いイメージのある、情報セキュリティ、リスクマネジメント、コンプライアンスの分野。丸山さんが自身への備忘もかねて「まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記」(現在はお休み中)を始めたのは、2004年11月のことだ。ニフティの企画がきっかけで始めたそうだが、この情報発信から「セキュリティのまるちゃん」のイメージが広まり、定着した。ニフティがブログサービス「ココログ」を開始したのが2003年末なので、かなり早い段階からブログを始めたことになる。

 ブログの内容は、自分の意見を述べるオピニオンではなくて、あちらこちらからセキュリティに関する情報を拾ってきてリンクを張っていき、自分のコメントはそのリンクを説明するだの簡素なものにとどめるというスタイル。今で言うところの「キュレーション」に近い。「自分が知っていることをメモしておきたい。有用な情報なら共有すればいいという気持ちで始めました」と言う丸山さん。

 ブログで持論を熱く語らないのには理由がある。

 「何か意見を書くと、誰か反論を書く人がでてきて議論になるでしょう?ネットの議論は時間のある人が勝つ。時間のある人にはかなわないですよ(笑)」

 持論を述べれば、必ず反論や批判が出てくる。これに対応するにはそれなりのエネルギーが必要になる。キュレーションにとどめておくのは丸山さん流のブログとの関わり方であり、リスク対策でもあるのかもしれない。

 リスク対策といっても、丸山さん自体はいたってやわらかい人物だ。トーマツグループといえば、いかにも堅そうなイメージだが、丸山さんと実際に話してみると「難しい研究所の所長」といった堅苦しいイメージはなく、むしろ「自由人」といった印象を受ける。業界内で、みんなに「まるちゃん」の愛称で親しまれているというのもうなずける。

加山恵美[著]

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