早川社長に訊く、進化するオープンテキスト―コンテンツ管理からエンタープライズ情報管理へ

EnterpriseZine / 2014年7月24日 0時0分

 カナダのオンタリオ州にはブラックベリーとオープンテキストという2つの有名なIT企業がある。しかしブラックベリーはスマートフォン市場の競争激化の下、厳しい状況にある。というわけで「現在オンタリオ州でNo1のIT企業はオープンテキストです」と語るのは、オープンテキスト株式会社 代表取締役社長の早川典之氏だ。

■オープンテキストにはBPMもCEMもIXもDiscoveryも揃っている

 オープンテキストは、ECM(エンタープライズコンテンツ管理)を中心に、EIM(エンタープライズ情報管理)分野のビジネスを展開するリーダー企業。もともとはカナダWaterloo大学の研究プロジェクトの成果であるSGMLに対応したサーチエンジンの開発者たちが、その技術を持って1991年にスピンアウトし生まれた企業だ。初期の頃に同社の技術がYahoo!で採用されるなどで評価を上げてきた。

 オープンテキストには全世界で年間約13億ドルの売り上げがある。これは2013年にGXS社を買収し統合する前の数字。統合後は20億ドルを超えるくらいの規模となる。拠点は世界に140箇所、従業員は8,200人以上、顧客数も10万を超える。

 「いまや同社の製品はフォーチュン500にランキングされるさまざまな業種の大手企業に採用されており、自動車や製薬業、さらには石油やガスなどのエネルギー、インフラなどの公益的な分野で強いのが特長です」

 ECMが中心だったオープンテキストのビジネスは、買収などで製品ポートフォリオを次々と増やしている。とくに2012年にオラクルやCA、SGIでキャリアを積んだマーク・バレンシア氏がCEOに就任して以降、その動きは活発化している印象がある。象徴的なのがBPM(ビジネスプロセス管理)のマーケットリーダーであるコーディスを買収したことだ。それまでに買収していたBPM、BPA(ビジネスプロセス分析)、エンタープライズ・アーキテクチャーのプロバイダMetastome社、プロセスおよびケース管理のGlobal 360 Holding社のソリューションとも合わせ、コーディス製品を中核に「Process Suite」として提供を開始した。

 これ以外にもセキュアメールやクラウド型FAXサービスなどを手がけるEasyLink社、B2BインテグレーションサービスおよびEDIを展開していた前出のGXS社を次々に買収し、ビジネス領域をさらに拡大しているのが現在のオープンテキストの姿だ。このように拡大した製品、サービスはエンタープライズコンテンツ管理(ECM)、ビジネスプロセス管理(BPM)、カスタマーエクスペリエンス管理(CEM)、インフォメーションエクスチェンジ(IX)、ディスカバリー(Discovery)の5つのカテゴリーに分類される。

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