あなたがほしいのは、データベースのどんな速さ?

EnterpriseZine / 2014年10月28日 0時0分

 今週はIBMの「Insight2014」というイベントの取材で、米国ラスベガスに来ている。9月末にOracle OpenWorld、10月半ばにセールスフォース・ドットコムのDreamforceに参加するために立て続けに渡米しており、今回がこの秋3度目の海外取材旅行となっている。一週おきの渡米で時差ぼけが治ってはまた時差ぼけにというペースが繰り返され体内時計は狂いっぱなしだ。

■Information On DemandからInsightに進化したIBMの進む方向

 ところで今回のIBM Insight、昨年までの「IODC」こと、「Information On Demand Conference」という名称から変更されたものだ。本格的なビッグデータの時代になり、情報をいかに効率的に扱うかをテーマとしたものから、情報を活用し知見を得るというところにまでイベントの内容も進化。そこで名称も、洞察や知見という意味の「Insight」としたようだ。

 実際に、昨年くらいからかなり重きを置いているのが「Watson」だ。クイズ番組で優勝したWatsonのイメージは人間のように考えるコンピュータというものがある。そのイメージを持ったまま、ビッグデータ関連のアナリティクス的な領域を、IBMではWatsonブランドに統合し始めているように見える。おそらく今回もWatsonに関連するセッションや発表が数多く見られることだろう。IBM的にはAnalyticsの世界に考えるコンピュータである「Cognitive」の要素をどれだけ入れ込めることができるのか、それが他社に対する優位性の鍵となるだろう。

 もう1つこのイベントで主役となるのが、Insightを支えるプラットフォーム部分であるデータベースだ。これにはまずはIBM DB2の存在を忘れることはできない。とはいえ、昨年のInformation On Demand Conferenceでは、DB2という名称はあまり見られなかった。替わりに頻繁に見かけたのがBLU(ブルー)だ。これは本来なら「IBM DB2 BLU」ということで、DB2のインメモリーを活用した高速化機能のはず。ところがむしろ「IBM BLU」というビッグデータ時代の新たな高速処理データベースのように紹介されていた。昨年はまだ登場して間もない初期バージョンのBLUだったが、各社からインメモリーデータベースが出揃ったいまどんな進化を見せていくのか、それはちょっと気になるところだ。

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