データから読み解く情報セキュリティのいま

EnterpriseZine / 2014年11月19日 0時0分

 モバイル、スマートデバイス、クラウドサービス、ソーシャルメディア、ウェアラブルデバイス…近年のインターネットの利用環境の変化には目覚ましいものがあります。インターネットは便利なものですが、それは攻撃や詐欺などをするものにとっても同様です。インターネットの活用も情報セキュリティ対策も、これらの変化に適応していかなければなりません。情報セキュリティ対策は、私たちの業務や生活、そして身を守るための術として必要不可欠なものになったと言えるでしょう。本連載では、インターネットの様々なリスクと利用者における情報セキュリティ対策について個別に解説していきたいと思います。

■企業のインターネット利用率は99.9%――インターネットの利用環境の変化

 近年、インターネットの利用環境は大きく変化しています。特に、ここ数年での大きな変化として、モバイル通信、クラウドコンピューティング、ソーシャルメディアの普及が挙げられます。PCはデスクトップからノート型が主流になり、さらにはタブレット端末が使われるようになってきています。携帯電話もスマートフォンへと急激に移行しています。今までは、利用が難しかったものも、クラウドコンピューティングやソーシャルメディアなどのサービスを利用することにより、簡単に使えるようになりました。

 総務省の「通信利用動向調査」(平成26年6月)によると、平成 25 年の1年間にインターネットを利用したことのある人は推計で、1億 44 万人となり初めて利用者数が1億人を超え、個人での人口普及率は 82.8%となっています。そして、企業のインターネット利用率は99.9%となっています。  

 同じく平成25年の端末別インターネット利用状況をみると、「自宅のパソコン」が 58.4%と最も多く、次いで「スマートフォン」が42.4%となっています。「自宅のパソコン」は、13~49歳の各年齢階層では70%以上が利用しています。また、20~39 歳の年齢層においては「スマートフォン」の利用が「自宅のパソコン」の利用を上回っています。

 情報通信機器の普及状況をみると、「携帯電話・PHS」が94.8%(うち、「スマートフォン」は、62.6%)、「パソコン」が81.7%となっており、普及が進んでいることがわかります。

 そして、ニールセンのレポート「インターネットへの入り口はスマホへ移行」(平成26年10月21日)によると、スマートフォンからのインターネット利用者数の推移をみると、2013年4月から2014年4月の1年間で1,172万人(41%)増加し、4,000万人を突破したことが分かりました。

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