今注目のシステム監視ソフトウェア「Zabbix」、生みの親が自ら語るロードマップとは?

EnterpriseZine / 2014年12月2日 0時0分

 2014年11月21日に開催されたZabbixのユーザーカンファレンス「Zabbix Conference Japan 2014」において、Zabbix SIAの創設者兼CEOのアレクセイ・ウラジシェフ氏がオープニングスピーチに登壇。Zabbixの実装技術や今後のエンハンス計画など、Zabbixの生みの親である同氏にしか知りえない貴重な技術情報が披露された。

 2014年11月21日、パレスサイドビル(東京・千代田区)にてZabbix Japan主催のイベント「Zabbix Conference Japan 2014」が開催された。近年、日本でもユーザー数を増やし続けているオープンソースのシステム監視ソフトウェア「Zabbix」。本イベントでは、このZabbixの専門家やユーザーが、Zabbixを使った監視ソリューションに関わる知識や経験、成功事例などを共有するために行われる年次イベントで、日本国内では昨年に続き2回目の開催となる。当日は多くの参加者が会場に詰めかけ、日本におけるZabbixの注目度の高さがうかがえた。

 Zabbixを実際に日々運用している企業の事例や、Zabbixを使ったシステム管理ソリューションの紹介など、全部で10以上のセッションが開催されたが、本稿ではその中から、Zabbixの生みの親であり、現在はZabbixの開発元であるZabbix SIA社のCEOを務めるアレクセイ・ウラジシェフ氏によるオープニングスピーチの内容をお届けする。  

■Zabbixの高パフォーマンスを支える実装技術とは?

 ウラジシェフ氏はまず、Zabbixで使われている主要な実装技術についての紹介からスピーチを始めた。  「1998年に個人的な動機からシステム監視ソフトウェアの開発を思い立った当初はPerlを使って開発していたが、すぐにパフォーマンスやリソース効率の面で不満を感じ、他の言語へ乗り換えた」  

▲Zabbix SIAの創設者兼CEO アレクセイ・ウラジシェフ氏

 現在のZabbixは、サーバやプロキシ、エージェントといったバックエンドの主要なモジュールはすべてC言語で実装されている。C言語のような低水準の処理系を採用することで、Perlのような高水準言語より高速でリソース使用率が低いプログラムを開発することが可能になった。ただし、開発生産性については高水準言語の方が明らかに勝っているという。  

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