ユーザー部門と情シスの間にある”圧倒的な壁”―タブレット導入における情報システムの役割とは?

EnterpriseZine / 2014年12月10日 0時0分

 情報システム部、あるいは情報システム本部が存在する企業のなかには、ユーザー部門と”圧倒的な壁”が存在する企業がある。そして、その原因を探ってみると根深いのだが、その一番の理由はユーザー部門と同様に「部門」にしていることに起因することが少なくない。その理由はなぜか。今回は、現在の日本企業を取り巻く情報システム部門の課題と、タブレット導入における情報システムの役割について考える。

■そもそも情報システム部門の役割とは?

 旧来の企業では、情報システムが部門になっていることが多い。営業本部、管理本部などと同列に並んで「情報システム本部」といった具合だ。しかし、最新の組織体を持つ企業では、情報システムは経営企画室の一部署であったり、なかには総務担当が兼務している企業さえあり、その位置づけは企業により様々だ。

現在の情報システム担当の役割は、「運用」や「保守」といった、
ルーチンワークが主たる業務になっている

 オフコン時代の情報システム部門は、神様的位置づけにあり、システムのことなら何でも知っていて、他部門が手作業でやっていたことを魔法のように解決してくれる部署だった。企業によっては社内にもマシンルームがあり、18、9度に設定された寒い部屋でがんばっている人たち、という印象だったように。

 一方で、現在の情報システム担当の役割は、「運用」や「保守」といった、ルーチンワークが主たる業務になっている。これは社内評価制度に連動するものがあり、なにもしないでいると評価が下がるために、無理やり仕事を作り出している人たちが多い。

 しかし、本来は街のおまわりさんのように、事件がないときはゆっくりしていて、いざ事件が起こった時に活躍するような部署であるはずだ。こうした情報システム担当者は、タブレット導入時にこそもっとも活躍すべき人たちだと私は考えている。

大木豊成[著]

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