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2本の紐で作られた22世紀最新型スニーカー「UNEEK」、開発者が製作苦労語る

FASHION HEADLINE / 2015年3月19日 22時0分

「ユニーク(UNEEK)」が代官山 T-SITEにポップアップストアを3月20 日から22日までオープン

アウトドアブランド・キーン(KEEN)が、オープン・エア・スニーカー「ユニーク(UNEEK)」を日本で3月19日より発売。また、代官山 T-SITEにポップアップストアを3月20 日から22日までオープンする。発売を記念して19日夜、「UNEEK Pop Up Store Opening Reception Party」が行われた。UNEEK開発者のローリー・ファースト・ジュニア(Rory Fuerst,Jr.)氏が来日し、トークショーも行われ華やかな一夜となった。

2003 年に創業したKEENは、米国オレゴン州ポートランド発のオリジナル・ハイブリッド・フットウエアメーカー。UNEEKは、世界に一つしかない究極のフィット感を追求した全く新しいタイプのスニーカーで、なんと2本のコードとソールだけでつくられている。UNEEKを「信念が生んだスニーカー」と表現したローリー氏に、規格外のアイデアを製品化した製作秘話などを聞いた。

開発のきっかけについて、ローリー氏は「履き心地が良く新しい靴を作りたいということで考えました。ほとんどの靴は平らですが、足の形や動きにぴったり合うものを目指しました」と明かす。そして、紐だけで作ってみてはという着想を得てから、プロジェクトは本格的に動き出したという。

しかし、既存にない新しい試みに七転び八起きの日々が続いた。「最初は1本の紐でやろうと思っていて、第1号を作ったら大失敗(笑)。足の負担を少なくして快適なスニーカーにしたかったので、思考を重ね、2本の紐でやるという概念にたどり着きました。でも……本当に失敗ばかりでしたよ。『これでいける』と意気込んで、大量生産のためにアジアの工場まで出向きました。ですが、『こんな靴は見たことないし、絶対に作れません』と、叩きのめされたんです。帰りの飛行機でこの製品は難しすぎるのか……と自問自答しました。でも、チームのみんなが諦めないで信じて支えてくれましたので、こうして今に至ったんだなと思います」と振り返った。

究極のフィット感を追求し続け、3 年半の歳月を費やした結果、現在のUNEEKが誕生した。カラフルで見た目も楽しく機能性にも優れているUNEEK。デザインと機能のバランスについて苦心しなかったかと聞くと、「あくまでも私の考えですが、機能とデザインの両立という面においては、機能が素晴らしいものは自ずとデザインも優れると思っていましたので、そこはチャレンジではなかったですね。一番大事なのは、信じていることを具現化することをぶらさないことです。初志貫徹できたことが一番のキーでした」と相好を崩し、自信をほのめかせた。

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