1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

京都現代アート祭PARASOPHIA、一線級の作家36組による作品が世界から集結

FASHION HEADLINE / 2015年3月27日 11時0分

また、会場の入り口には、やなぎみわが手掛けた巨大な移動舞台車が登場。大陳列室には高さ15mに及ぶ竹製の塔に、街の子供達が作った大量のオブジェが飾られた。これらの作品を見た後は、「アラビカ 京都」のポップアップカフェで一息つくことが出来る。なお、スタッフのユニフォームは、「クロスカンパニー」の石川康晴が手掛けた。

一方で、もう一つの主会場となる京都府京都文化博物館では、名画や映画の登場人物などを自画像的に収めることで知られる森村泰昌の写真作品を展示。今回はベラスケスの傑作「ラス・メニーナス」などを収蔵するブラド美術館を舞台とした「侍女たちは夜に甦る」、作品が疎開された第2次世界大戦下のエルミタージュ美術館をテーマとした「Hermitage 1941-2014」の2点が出展される。

これに、ドミニク・ゴンザレス=フォルステルを加えた、2名の作品が京都府京都文化博物館で公開される。その他、京都芸術センターでは、アーノウト・ミックが映像インスタレーションを発表。二条城の北に位置する堀川団地には、ピピロッティ・リストや笹本晃、ブラント・ジュンソーらの作品が展示される。更に、鴨川デルタにはスーザン・フィリップスによる音の作品が、大垣書店烏丸三条店ではショーウインドーにリサ・アン・アワーバックのアートが飾られる予定だ。

なお、芸術祭に合わせて京都府京都文化博物館フィルムシアターでは、20作品以上のシネマ作品を公開。そのうちの一つが、アレクサンダー・ザルテン(Alexander Zahlten)の「アジアを照らさないミラーボール-日本映画のアジア」だ。今回のプログラムに合わせて、ザルテンは60年代から近年までの日本映画をピックアップ。それらの作品の中で、日本と外国がどのようにイメージされてきたかを検証。東アジアにおける複雑怪奇な近代史を、非当事者のザルテンが映画を元に紐解いていく。

その他、森村泰昌とドミニク・ゴンザレス=フォルステルによるトークプログラム、蔡國強の「子どもダ・ヴィンチ」によるワークショップ、参加作家によるレクチャーなども行われ、現代アートの展示とともに京都をアーティスティックに盛り上げてくれそうだ。

【イベント情報】
PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015
会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館、京都芸術センター、堀川団地(上長者町棟)、鴨川デルタ(出町柳)、河原町塩小路周辺、大垣書店烏丸三条店
会期:3月7日から5月10日
料金:一般1,800円、大学生/70歳以上1,000円
休館日:月曜日(5月4日は開館。京都府京都文化博物は4月27日開館)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください