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海馬彩るエールフランスの空飛ぶスイートルーム--ヴェロニク・ジャンクレール【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2015年5月2日 21時0分

個々の「スイート」はカーテンで仕切られている。ほとんどの航空会社は、仕切りに背丈くらいの壁を用いているが、エールフランスはあえてカーテンという選択をした。カーテンなら、壁の閉塞感はないし、各自が自由に「仕切り度」を調節できるからだ。開け放ちたい時は、開けておけばいい。その替わり天井まで仕切れるので、1人になりたい時は、誰にも邪魔されない自分だけの空間でくつろぐことができる。

「自由であるというのが、最大の贅沢なのかもしれませんね」 と、ジャンクレールさんは続ける。

「お客様は、 いつでも好きな時、自分が食べたい時に食事を頼むことができます。魚や肉、野菜、ソースなどは、別々に温められ、ディテールまで細やかにその場で準備されます」

メニューはもちろん、ギィ・マルタン、レジス・マルコン、アンヌソフィ・ルピック、ジョエル・ロブションら、フランス料理界の最高峰が2ヶ月ごとに交代で腕を競い合う。搭乗前に、メニューから食べたい料理を選んで注文しておくこともできる。機体は「飛ぶワインカーヴ」を抱えていると言ってもいい。世界最高ソムリエとワインガイドの有名な執筆者が厳選した、超一流のワインやシャンパンの数々は、どんな贅沢な舌にも、すばらしい旅の思い出を刻印することだろう。

ファーストクラスのサービスを、シャンパンやキャビアなどといった、いかにものイメージに限って考えるのは時代遅れに違いない。機上の空間がもはや通過点ではなく、それ自体が滞在の目的となるような発想の転換が、「ラ・プルミエール」には見事に実現されている。

自由にそして軽やかに生まれ変わった「ヒッポカンポス」(海馬)飛翔が、それを象徴している。

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