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“センス”を学習する人工知能アプリ「SENSY」、買い物の未来を変えるか?

FASHION HEADLINE / 2015年5月14日 18時1分

ファッションセンス学習人工知能AIロボットアプリ「SENSY(センシー)」

最先端の人工知能(AI)を搭載した、ファッションセンス学習人工知能AIロボットアプリ「SENSY(センシー)」。このほど、同アプリを運営するカラフル・ボードが4月に、ACAが運営するファンドや国内事業法人などを引受先とする第三者割当増資により、1.4億円の資金調達を行ったことが発表された。

同アプリは、慶応義塾大学と千葉大学との共同で開発され、2014年にリリースされたもの。表示される提携ブランド(日本最大級となる2465ブランド/4月時点)の服を、ユーザーが「好き」か「嫌い」で分類していくことで、人工知能がユーザーの“感性”を学習していき、専属のスタイリストのように世界中のECサイトから、ユーザーの感性にあった商品を提案してくれるAIロボット型のアプリだ。IZUMIや海野ルナなどのモデルを始め、Kumiko Kobayashi、Masaaki Mitsuzonoなどのスタイリストたちの人工知能も公開されており、その“感性”に沿って商品を選ぶことも可能となっている。

また、「Perfume」の舞台演出でカンヌ国際広告祭で受賞し、“Apple社が選ぶ先駆的30人のクリエイター”にも選出された、ライゾマティクス(rhizomatiks)の真鍋大度氏が、アートディレクションおよびUIデザインを担当した。

今回の資金調達を得たことでカラフル・ボードは今後、今年3月に行われた「SENSY」を使用したブランド実店舗での接客サービスの実証実験をもとに、人型ロボットや各社のECサイトに「SENSY」を埋め込んでいく予定だという。さらに、ファッションの分野のみならず、食、映像、音楽、旅行、ヘルスケアなどライフスタイル全般で「SENSY」の可能性を模索していくよう。

また現在、米アマゾン・ドットコム傘下の米ショップポップ・ドットコムやイタリアのユークス・グループと提携しているが、今後はさらに韓国、台湾など東南アジアを中心とした海外市場への展開も積極的に行っていく予定だという。

近未来として語られてきたことが今、少しづつ“カタチ”をとりつつあるよう。買い物の未来を変えそうな新テクノロジーに注目が集まりそうだ。

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