「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展開催 作品と社会、テクノロジーの関係はどう変わってきたか?
FASHION HEADLINE / 2015年6月8日 12時0分
展覧会「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展が6月24日から8月31日まで国立新美術館で、9月19日から11月23日まで兵庫県立美術館で開催される。
同展では、1989年から現在までのおよそ25年間に制作された漫画やアニメ、ゲーム作品にフォーカス。8つの章に分けて、作品と作品の関係性や、同時代の社会やテクノロジーと作品との関係を紹介する。
第1章では展覧会のプロローグとして、『NARUTO ―ナルト―』や『美少女戦士セーラームーン』など89年以降に誕生したヒーローやヒロインに触れつつ、漫画やアニメ、ゲームが持ち続けてきた“王道”である熱気溢れるテーマの作品を紹介。
第2章では『GANTZ』『バイオハザード』といった、仮想現実や拡張現実、ロボットといったテクノロジーやネットワーク社会を背景とした世界観を持つ作品や、3次元CGなどデジタル映像技術を駆使した作品に焦点を当てる。第3章では個人/同人による制作や二次創作など新たな創作プロセスの中で生み出された作品に、第4章では今や“コミュニケーションの場”ともなっているゲーム作品にフォーカスする。
第5章では『初音ミク』や『ラブプラス』など、“物語”に必ずしも従属した存在ではなくなった“キャラクター”たちが生きる“世界”を表現した作品を紹介。第6章では『涼宮ハルヒの憂鬱』や『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』といった、日常性と非日常性が様々な物語構造で入り混じった作品を、第7章では、『好きっていいなよ。』を始めとした現実とリンクしたテーマを持つ漫画作品を中心に展開。そして、ラストとなる第8章では、作品の作り手に着目し、その“手業”を作品を通して紹介する。
なお、同展では89年から現在までの日本の漫画やアニメ、ゲームの文脈を概観する展覧会書籍『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989』を発行。89年以降の3つのジャンルの流れと相互の関連性について専門的な論考や時代を象徴する作品の解説、年表などが掲載される。
【イベント情報】
「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
会期:6月24日~8月31日
時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日
料金:一般1,000円、大学生500円、
:高校生・18歳未満は無料※学生証、または年齢の分かるものが必要(前売りは一般800円、大学生300円)
会場:兵庫県立美術館
住所:兵庫県神戸市 中央区脇浜海岸通1-1-1
会期:9月19日~11月23日
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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